3着フォーエバーヤングの最内枠「嫌な枠と思いましたけど…」 坂井瑠星は称える「素晴らしかった」
ブリーダーズカップ・クラシック
米競馬の祭典・ブリーダーズカップが2日(日本時間3日)、米カリフォルニア州デルマー競馬場で開催され、G1クラシック(ダート2000メートル、14頭立て)には日本からは3頭が出走したが、フォーエバーヤング(牡3・矢作、父リアルスティール)は直線猛追したものの3着に敗れた。勝ったのはF・プラ騎手のシエラレオーネ。勝ちタイムは2分0秒78。日本から出走した他の2頭、ウシュバテソーロ(牡7・高木、父オルフェーヴル)は10着、デルマソトガケ(牡4・音無、父マインドユアビスケッツ)は13着に敗れた。 【動画】「よくもうひと伸びできた」 揉まれながら最後は伸びるも…BCクラシック最終直線の映像 英ダービー馬シティオブトロイ、米G1・2勝で世代最強と名高いフィーアースネス、ケンタッキーダービー2着馬シエラレオーネら、そこに、昨年の2着馬デルマソトガケ、昨年のドバイワールドカップ馬ウシュバテソーロと豪華メンバーが揃った一戦。ケンタッキーダービーで超僅差の3着と涙をのんだフォーエバーヤングは1番枠から好スタートを切り、鞍上の坂井瑠星騎手は促しながらインの好位を追走した。 逃げたのはデルマソトガケ。早めのペースを作り、馬群が2つに分かれる展開の中、番手につけたフィアースネスが早めに先頭に並びかける強気の競馬で4コーナーを回った。後方に位置していたシエラレオーネは3角手前からまくるレース運び。最後の直線で豪快に伸び、フィアースネスをとらえて1着でゴールした。フォーエバーヤングは4番手で直線を向き、懸命に脚を伸ばし3着。米国の3歳馬2頭に及ばなかった。 レース後、グリーンチャンネルのインタビューに応じた坂井瑠星騎手は「勝てなかったことは非常に残念ですけど、べストは出してくれたんじゃないかなと思います」とコメント。1番枠からの出走について「キックバックがかからないように運べましたし、嫌な枠だなとは思いましたけどそれを生かすように道中ロスなく運んでいきました」と振り返った。 ケンタッキーダービーに続く3着となったが、状態については「ケンタッキーダービーと比べるとだいぶ落ち着きもありましたし、本当に堂々としていて状態も素晴らしかったですし、今日のところは力を出し切って頑張ってくれたなというのはあります。上位2頭が強かったです。まだ3歳、上位2頭も3歳ですし、アメリカではまだ勝てていないので何とかまたあの馬たちと戦って勝てるように、フォーエバーヤングと成長出来たらと思います」と前向きに語った。
THE ANSWER編集部