小笠原慎之介、ロッキーズ地元メディア、獲得を進言「佐々木朗希ほど高くならない」年俸は8億円未満を予想
中日からポスティングシステム(入札制度)で今オフのメジャー挑戦を目指す小笠原慎之介投手(27)は4日(日本時間5日)、3年連続となる米国での自主トレに向けて機上の人となった。 ◆中日・小笠原慎之介を抱擁する大塚投手コーチ【写真】 今回はシアトルの科学的トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」でトレーニングを行う。アスリートの詳細なデータ収集と動作解析を元に効果的なトレーニングをレコメンドすることで知られ、ドジャース・大谷翔平やエンゼルス・菊池雄星、メッツ・千賀滉大も利用している。 ロッキーズの地元メディア、パープルローは5日(同6日)、「ロッキーズは極東からの援軍を待つ」と、小笠原を今オフの獲得候補の一人に挙げ、今季の防御率は3・12だったと紹介した。 「小笠原は同国出身の佐々木朗希や菅野智之と同程度の成功を収めたとはいかないが、直近9年間で中日ドラゴンズの一員として活躍してきた」とし、ロッテから同様にポスティングでメジャー挑戦する佐々木と比べると「より低い獲得コストが見込まれる」と予想した。 23歳の佐々木は大リーグの現行労使協定で「25歳未満の国際FA」と規定され、マイナー契約に限定される。そのため、契約金は通称「ボーナスプール」の上限額である510万ドル(約7億7000万円)になると報じられ、同メディアは小笠原の年俸がそれ以下になると踏んでいるようだ。 小笠原の予想条件に関しては、米各メディアによって大きな開きがある。低いところでは今回のパープルローに加え、米ブリーチャーリポートが2年総額1000万ドル(約15億円)、米MLBトレードルーマーズは2年総額1200万ドル(約18億円)と予想。一方、米誌スポーツイラストレイティッドは「3年総額3500万~4000万ドル(約52億5000万~60億円)の契約も見込まれる」と報じている。
中日スポーツ