日産キャシュカイ:市場へ巨大な影響 トヨタ・カローラ:ファミリーカーの伝説 ヴォグゾール・コンボ:積載量マックス 誇らしきUK製モデル(2)
生活の一部へすぐに馴染むクルマ
最新コンボ・ライフ・エレクトリックの運転体験は、と書きたいところだが、まだメーカー側からストップがかけられている。少なくとも、車内空間は広大だ。 実用性の高いファミリーカーを検討する時、英国人の殆どはSUVに目を向ける。だが、スペース効率を追求するなら、ワンボックスに叶うものはない。自動車に求める多くのことを、叶えてくれる。 コンボ・ライフも、多くの人と荷物を運ぶことを重視して設計されている。荷室は広大で、シートは座り心地が良く、ダッシュボードは使い勝手が良い。内装は暗すぎず、素材のチョイスも好ましい。 少し走らせてみれば、生活の一部へすぐに馴染むと実感する。座り慣れたソファーのように。走行距離が伸びるほど、愛おしさも増すだろう。 というわけで、英国で生産される5台をご紹介したが、その多様性には改めて驚かされる。上級ブランドのSUVから、魅力的なコンパクト・ハッチバック、ファミリカーの伝説まで、カバーする領域は極めて広い。 ここにはないが、マクラーレンやアストン マーティンなども忘れてはならないだろう。生産数だけでなく、その多くが世界クラスの実力者だということが、とても誇らしい。 協力:英国自動車博物館
ヴィッキー・パロット(執筆) マックス・エドレストン(撮影) 中嶋健治(翻訳)