浜辺美波が明かす、意外すぎる「自分へのご褒美」 「六人の嘘つきな大学生」撮影を通して感じた事
第7回「東宝シンデレラ」オーディションにてニュージェネレーション賞に輝き、16歳で出演した映画『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一躍その名を広めた浜辺美波。以来、映画やドラマで主演を重ね、今や日本を代表するトップ女優へと成長を遂げた。 【写真】浜辺美波さんが大学生を演じる、ミステリー映画『六人の嘘つきな大学生』 しかし、その華やかなキャリアの裏には、常に葛藤と向き合い、自分を磨き続ける姿がある。 最新作『六人の嘘つきな大学生』では、プレッシャーにどう向き合い、どのように役作りに挑んだのか。また意外な「自分へのご褒美」とは?
■浜辺美波が語る、成長とプレッシャーへの挑戦 ――浜辺さんは、ビジネス媒体の取材は初めてですか? そうですね、なんだか自分が少し異なる立場にいるような感覚があります。 ――昨年は朝ドラに出演し、紅白の司会も務められて、さらに活躍の幅が広がっていますよね。普段は控えめな印象ですが、実際の浜辺さんはどういう性格ですか? 自分では「不器用だな」と思うんです(笑)。お芝居で普通の社会人の役をやると、私はずっと芸能界にいるので、世間の感覚に疎いなと感じることが多くて……。そのせいで引け目を感じたり、知らないことが多いなと思うこともあり、自分に対してあまり自信がないんです。
でも、「自分の根っこの部分は悪くない」という信念はあって、それが自分が守るべき大事なところだと思っています。人に寄り添いやすい反面、逆に利用されやすいこともあるように思っていて。情に厚い人や「いい人」こそ、自分をしっかり守らなきゃいけないと感じています。 ――自分を俯瞰しながら、しっかりとした軸を持っているんですね。その信念はどこから来たんでしょうか? やっぱり家族の影響が大きいと思います。祖母や両親がまっすぐな人たちで、いつも「感謝を忘れずに」と教えられて育ってきたので、私もそうありたいと思うようになりました。芸能界に入ってからは、「コツコツ努力すること」の大切さを学んで、どんなに悔しいことがあっても、他人を引きずり下ろすのではなく、自分が頑張ることが大事だと教わりました。