豪華絢爛な空間で、極上の鮪と佳酒が賞玩できる〈鮨 東京 よし田〉!
渋谷区幡ヶ谷にある〈ヨシダ(YOSHIDA)〉は世界の名門ウォッチ・ハイジュエリーブランドが一堂に結集した国内唯一の正規販売店。1920年創業からの歴史があり、多くのゲストから信頼を寄せられている。そのすぐ近くに2021年オープンしたのが、これまたハイエンドな江戸前鮨〈鮨 東京 よし田〉だ。
オーナーが追究し続ける“おもてなしの矜恃”を体現する上質かつ雅な空間で、極みのネタを用いた鮨を味わえるとあって食通の話題となっている。名店で研鑽を積んできた職人たちの腕前も折り紙付きだ。 提供されているのはおまかせコースのみ。ディナーではつまみと握りのコースが、ランチでは握りのみのコース、あるいはディナーと同じコースが堪能できる。様々なネタがある中で、特筆するべきは、“鮨の主役”である鮪。多くの名店から絶大な信頼が寄せられる鮪専門仲卸〈やま幸〉から最高峰の鮪を仕入れているとあって、至高の握りに仕上がっている。
“鮪突先雲丹巻”はコースの最初に手渡しされる名物メニュー。旨味のあるまろやか~な赤シャリに“鮪の突先”が巻かれ、雲丹(ウニ)がのせられている。突先は鮪の頭の付け根部分にある全体の1%に満たない希少部位で、しっかりとした旨味と幽香を存分に楽しめる部位だ。これにトロっとした濃厚な雲丹が合わせられているので、力強さが増してお酒も進む。
赤シャリとの相性が抜群で風味が引き出された“赤身”、脂の上味と口溶け感を楽しめる“中トロ”、風格と重厚感がありながらも閑雅な味わいも感じられる“大トロ”と、鮨の握りはどれも白眉の出来栄え。 驚くほどやわらかく仕上げられたしなやかな“煮蛸”、旨味をたたえた九絵(クエ)と甘鯛の出汁とふっくらと仕上げた白子の唐揚げの“お椀”など、つまみも乙な味わいだ。
上質な鮨店にふさわしく、ワインや日本酒などのラインナップも素晴らしい。フランスのDRC=ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティや5⼤シャトーから、入手困難の希少なスイスワイン“ドメイン・デュ・ダレー”、全国の銘酒など、ここでしか賞味できないものがたくさんある。