[バイクDIYメンテ]一度知ったらやめられない! 便利な首振り機能付きラチェットハンドルetc.
固定ヘッドでも首振りでもコーケンラチェットの美点は共通
ソケットレンチ専門メーカーであるコーケンには、全長違い/プッシュボタンの有無/ロック機構の有無など、首振りラチェットハンドルにもさまざまなバリエーションがある。 3774PLは、差込角3/8では長めの全長265mmで、作業中に不意にヘッドが傾かないようロック機構が付く。ギヤ数は24歯で、言うまでもなく空転トルクは軽い。 【コーケン 首振りラチェットハンドル(ロック付) 3774PL】●税抜希望小売価格:1万2900円 【コーケン プッシュボタン式ラチェットハンドル 3753PB】●同8670円 ◆首振りなしの3/8ハンドルが全長200mmデフォルトなのに対して、首振りタイプは265mmと長く、軸部は作業時に力が加わる回転方向を太くした独自の楕円形中間軸を採用している。首振りハンドルも良いが、下の3753PBは最初の1本として持っておきたい標準タイプの3/8ラチェットハンドル。コーケンはそもそも差込部とソケットのガタが少ないが、プッシュボタン式はさらに確実に確実にロックするのが特長。
作業スピードアップに役立つ12ポイントソケットを活用したい
ラチェットハンドルの首振り機能に加えて、ソケットを6角(6ポイント)にするか12角(12ポイント)にするかで作業性が左右されることもある。コーケンは6角も12角もボルトやナットの角部を傷めにくいにくいサーフェイスドライブを採用しており、12角は6角の半分の回転角度でアプローチできるため、狭い場所でも使いやすい。 【コーケン 12角ソケット レールセット RS3405M/8】6角にするか12角を選ぶかは、ユーザーの好みによる部分も大きい。ソケットを指先で回して手探りでボルト/ナットにはめる作業では、12角の方がフィットしやすいのは確か。一方で角がナメそうなボルト/ナットに対しては、一辺が長い6角の方が安心して力が加えられる。●税抜希望小売価格:6640円
ラチェット機能がなくても、スピンナハンドルなら早回しも大得意
ソケット差込部とハンドルの角度を変えられるという点で、見逃せないのがスピンナハンドル。ラチェットがないと物足りなく感じるかもしれないが、きつく締まったボルトに強いトルクを加えながら早回しもできる利便性の高さは、一度体験すると目から鱗が落ちるはず。ラチェットヘッドがなくスリムなので、狭い場所も得意。 【コーケン スピンナハンドル(ロング) 3768P-380】●税抜希望小売価格:6200円 【コーケン スピンナハンドル 3768J-250】●同5140円 ◆足まわりまわりやエンジンなど、締め付けトルクが高いボルト/ナットを緩める際に威力を発揮する、全長380mmのロングスピンナハンドル。スイベルラチェットと同様に、ハンドルを立てればドライバーのように使えるので、メガネレンチのように工具をかけかけ替えることなく、連続的に回せてストレスなく作業できる。また、差込角3/8/全長250mmのスピンナハンドルには、セレーション/総磨き/樹脂グリップの3タイプがある。握り心地がソフトで滑りにくい樹脂グリップは、ラチェットハンドルと並び使い勝手の良いアイテムだ。
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モトメカニック編集部