超加工食品は寿命を縮める 身近な食べ物の摂り過ぎによる恐ろしい“健康被害”
研究グループが発表した内容への受け止めは?
編集部: アメリカ国立がん研究所の研究グループによる発表への受け止めを教えてください。 中路先生: 本研究は、超加工食品が「長生き」と「健康」に悪影響があることを証明した大変有意義な研究であると考えられます。ただし、具体的に超加工食品のどの要素が最も健康リスクに影響を与えているかは不明です。 また、「ミネラル」や「ビタミン」などが多く含まれている超加工食品もありますし、日常生活において一律に超加工食品を避けることは現実的ではありません。超加工食品の摂取量が多くなりすぎないように、バランスの良い食事を心がけていただければと思います。
まとめ
アメリカ国立がん研究所の研究グループは、「清涼飲料水、ポテトチップス、クッキーなどの超加工食品を多く食べる人の早死リスクは、10%以上高くなる可能性がある」と明らかにしました。 超加工食品は日本でも身近に存在しているので、健康リスクをしっかりと認識することが重要です。
【この記事の監修医師】 中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。
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