侍ジャパン大学日本代表合宿スタート 早大・印出太一主将、一塁にも挑戦「順調な滑り出し」
<侍ジャパン大学日本代表合宿>◇第1日◇29日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか 第43回プラハベースボールウイーク(7月6~9日)と第31回ハーレムベースボールウイーク(同12~19日)に出場する侍ジャパン大学日本代表メンバーの合宿が始まり、代表に選出された24人が参加した。主将を務める早大・印出太一捕手(4年=中京大中京)は「練習の中でも活気を出してできた。1日目としては順調な滑り出しだと思います」と、初日を振り返った。 練習の冒頭、円陣の中で印出は選手たちに語りかけた。「即席チームではあるが、練習中のかけ声に対するアンサーだったり。駆け足。グランドでのきびきびとした駆け足。そういったところを全員で大事にしていけば、最低限必要なチーム力というのは養われてくる」。主将の思いに応え、練習では活気あふれる声、全力疾走で、サインプレーや細かい動きの確認が続いた。 勝利のために、総力戦で戦う。シートノックでは、捕手の印出が一塁を守るシーンも。堀井哲也監督(62)は「捕手3人をどう生かすか。3人とも打てるということは、こういうオプションも準備しておかなければ。いろいろなケースを想定して」と意図を明かした。高校1年から2年春まで一塁を守っていた印出は「当時の経験が生きましたね」と、難なくこなし笑顔を見せた。 30日は、慶大OBで元巨人監督の高橋由伸氏が臨時コーチとして参加する。印出は「バッティングでどんなことを意識してたか。いつもどういう目標を持って練習していたか。積極的に話しを伺いたい」と、期待に胸膨らませた。