【独自解説】680億円ともいわれる違約金の行方は?緊急会見で事務所との契約終了を発表したNewJeansに「対応は極めて悪質」と批判の声も…泥沼化する騒動の背景にある、韓国の“アイドルビジネス”の手法
■事務所からの回答送付期限前に記者会見を告知…「会社としてどんな対応をしていたのか疑問」
2024年11月13日の内容証明は事務所に突きつけた“最後通告”で、同年11月14日に事務所が受領し、“期限”は同年11月28日に。 事務所は、会見の1時間前に回答を送付しました。しかし、NewJeansはその約1時間前の午後6時半ごろに『記者会見の告知』を行っていて、回答を見たうえで午後8時半ごろから緊急会見に挑みました。 メンバーのハニさん(20)は「会社側は改善の余地や要求を聞く意思が全くない」と話した一方、会見後、事務所は「契約は2029年7月まで有効、契約は継続中」と反論しています。
Q.回答送付より前に会見の告知を行っているということは、メンバーは自分たちの要求が全く受け入れられないと、事前に知っていたということですか? (ヒョンギ氏) 「はい。大きい事務所なので、メンバーがこんなふうに出る前に話したり、未成年の場合は親とも話したり、何らかの形でできたと思うんです。でも、どこまでが真実かわかりませんが、経済面の話もいろいろ出たと思いますがそれも全部蹴って、『お金はいらない、ミンさんの復帰を要求している』となったということは、今まで、本社含めて会社として、メンバーたちにどんな対応をしていたか疑問だと思います」
■「“いじめ”への謝罪」「ミン氏の復帰」メンバーが事務所に求めた2つのこと
NewJeansは事務所に対し、2つの要求をしていました。 要求①が、『“社内いじめ”への謝罪』です。HYBE社内でハニさんが別のグループのアーティストに挨拶した際、別のグループの関係者が「無視して」と言ったなどの問題で、防犯カメラの映像提供を求めました。 ただ、事務所側はお辞儀で挨拶する場面のみを提供。また、「保存されていた映像30日分と両グループのメンバーや関係者の出入りの記録を全て確認したが、挨拶をする姿の他に特異な事項がなかった」と回答し、名誉棄損・証拠隠滅には当たらないとしています。
要求②は、『前代表ミン・ヒジン氏の復帰』です。親会社『HYBE』は2024年4月、ミン・ヒジン氏が“独立”を企てたとし、業務上背任などの疑いで告発。ミン代表は解任となっていました。 これに対し事務所は、取締役会の経営判断の領域だとして、「専属契約には、特定の人物が代表取締役を務めなければならないという内容は含まれていない」と回答しました。 Q.契約の中に「NewJeansはミン・ヒジン氏以外プロデュースしてはいけません」という文言は一言もないから、ということですね? (ヒョンギ氏) 「そうなんです。でも、ファンたちはミン・ヒジンさんと一緒にやりたいという気持ちが物凄く強いです。また、大きい事務所に対して、裁判より国会での発言や記者会見という形に出るということは、まずファンを自分たちの味方にして、一般の人たちも味方にして、そこから着々とやっていこうという流れになっているのではないかと思います」
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