子ども4人が中学受験!“おバカタレント”と呼ばれたパパが息子の塾に通ってみたら…
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 賢い子に育てたいなら「ダイニングテーブル」で絶対にやってはいけないこと 今回は、with class mamaメンバーで、3人の子供の中学受験を経験したねねさんが、ご自身のSNSに寄せられている、子どもの思春期や反抗期の接し方や中学受験に取り組み始めるご家庭の悩みについて、つるのさんの経験から導かれた意見やアドバイスをしてもらいました。
Q.中学受験に伴奏中。つい「勉強は?」と口うるさくしてしまいます
ねね:中学受験を考えるきっかけや時期、準備方法は、それぞれの家庭で違うと思います。つるの家の中学受験はどのようなものだったのでしょう? つるの剛士:本人の「この学校に行きたい」という気持ちを最優先にしました
「友だちと同じ学校に行きたい」4者4様の志望校選び
結果的に、長男・長女・次女・三女と、今小学生の末っ子以外の4人全員が中学校受験をしたのですが、それぞれの志望校の決め方や取り組み方は“4者4様”でした。やはり大変だったのが長男の受験でしょうか。初めての子どもなので、受験に限らず、成長段階で通る道や経験などすべてのことが親にとっても“初めて”づくし。子どもと一緒に経験を重ねていく感じでした。 長男が通っていた学校は、小学校から高校までの一貫校でしたが、小学校から中学校に進学するときには試験があったんです。なので、必然的に中学受験をしなければならない状況になったわけです。もちろん、選択肢はいろいろとありました。家から1分とかからないところにある公立校に進学することもできるし、他の中学校を受験することも考えられました。そのなかで、本人に「どうしたい?」と、たずねたところ「仲のいい友だちと同じ学校に行きたい」と言うので、それなら勉強をして試験に合格しなければならないね!と中学受験の準備をスタートさせました。 ねね:受験勉強は、進んでやるお子さんだったのでしょうか? 中だるみの時期や、さぼり始めた子どもにどうやって声かけをしたらよいものなのか迷うといったお悩みもたくさん聞きます つるの剛士:結果的に「親の背中」を見せた感じです おバカタレントと呼ばれた僕が「勉強しなさい」とは言えなかった スタートは切ったものの、息子ときたら、勉強はしない、塾にも行きたくない……って言い出したんです。困りました。普通なら「何言ってるんだ、勉強しなさい!」って、喝を入れるところなのでしょう。でも、僕自身が学生時代、全く勉強をしてこなかったし、親からも「勉強しろ」と言われたこともなかった。まして、みなさんご存じかと思いますが「おバカタレント」として世に出ていたこともある(笑)。そんな僕が、息子に「勉強しなさい」って言うのは、なんか違う。と思ったら、恥ずかしくなってきちゃって……。そこで「わかった、塾にはパパが行く! パパが勉強する」って、息子の塾に通い始めたんです。