子ども4人が中学受験!“おバカタレント”と呼ばれたパパが息子の塾に通ってみたら…
僕が息子の塾に通ってみたら楽しくて、子どもも自然と勉強するように
僕としても、息子が嫌がる勉強ってどんなものなのか、塾ってどんな感じなんだろうと、知りたくなったということもあります。そして、塾に通って勉強しだしたら、想像以上に難しかったのですが、それ以上にものすごく楽しかったんです。特に歴史の勉強は面白かったですね。ロケで地方へ行って遺跡や城を見ても「なんとなくすごい」くらいの感想しか持てなかったのに、勉強をしだしてからは「これが、あの時代の……」といった具合に奥行きのある見方ができるようになったんです。 そうしたら、「学び」って、何歳になっても始められるし、遅くない。その気になったときでいいんじゃないかって思えるようになって、息子にも「勉強しろ」って言わなくなりました。楽しそうに勉強している僕の姿に刺激されたのか、いよいよその気になったのか、自然と息子もリビングで勉強するようになり、受験も乗り切ることができました。 この“リビングで勉強”スタイルは、その後も定着して現在に至ります。僕が大学生になって、ダイニングテーブルでレポートを書いたり、試験勉強をしたりするまわりで、子どもたちも各々の勉強をしています。なんだかチームっぽい感じです。 とにかく「勉強しなさい」って尻をたたくより、親も自分の勉強……資格や検定の勉強でもいいし、読書だっていいと思うんです。楽しく学んだり、頑張っている姿をみせたりするのもいいのではないでしょうか。 ねね:つるのさんの子育てで、いつも共通しているのは、子供と同じ目線にたって物事をとらえること。親はついつい子供に指示したり、先導したりしがちですが、子供の自立に欠かせないのは、そのような目線なのだなぁと感じました。つるのさん、この度はありがとうございました!
PROFILE つるの剛士(つるの たけし)
1975年生まれ。福岡県出身。神奈川県藤沢市在住。1997年「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役を好演。2008にはバラエティ番組「クイズヘキサゴン」でユニット“羞恥心”を結成しブレイク。以降、音楽活動やタレントとしてマルチに活躍中。私生活では2男3女の父親。2022年には短期大学を卒業し、幼稚園教諭二種免許、保育士資格を取得。現在は大学のこども心理学部に在籍。将棋、釣り、サーフィン等特技と趣味も幅広い。 ねね 中学、高校、大学生の3人のママ、コラムニスト。学生時代の塾講師と家庭教師の経験を活かし、出産後は幼児教育にコミット。その後、子ども3人の中学受験の経験をInstagramに発信。年間500件のお悩みに回答。現在もプロ家庭教師として活動中。@nene_juken_