2団体統一女子世界王者・松田恵里「非常に悔しい」 敵地で0―3判定負け 日本女子初の3団体統一ならず
◇WBA・WBC・WBO女子世界アトム級王座統一戦10回戦 ティナ・ルプレヒト(ドイツ)《○判定●》松田 恵里(TEAM 10COUNT)(2024年11月23日 ドイツ・ハイデルベルク) WBA&WBO女子世界アトム級統一王者の松田恵里(30=TEAM 10COUNT)が23日(日本時間24日)、ドイツ・ハイデルベルクでWBC世界同級王者ティナ・ルプレヒト(32=ドイツ)との3団体王座統一戦に判定で敗れ、日本女子史上初の3団体王座統一を逃した。 立ち上がり、小刻みなステップインから上下にパンチを散らした松田だったが、ラウンド中盤に相手の右カウンターを浴びまさかのダウン。前に出る相手にカウンターを狙い、3回以降は左のカウンターをうまくヒットさせるも逆転はならず。10戦目で初の海外での一戦に0―3の判定負け(97-92、96-93×2)を喫した。 松田はジムを通じて「本気で勝つ気でここまで来たので、非常に悔しいです。出し切った結果なので、ティナ選手が強かったです。強い選手と戦うことができてよかった。日本からのたくさんの応援、本当に力になりました。ありがとうございました」とコメントした。 3団体統一王者となったルプレヒトは「松田は素晴らしい選手だった。ドイツまで来てくれたことに感謝したい」とコメント。試合後はIBF世界同級王者の山中菫(23=真正)をリングに招き、来年の4団体統一戦を約束した。