【UFC】元バンタム級王者ヤン、フィゲイレードに激勝し復活!ドバリシビリ挑戦をアピール
11月23日に中国・特別行政区マカオで開催された総合格闘技イベント『UFCファイト・ナイト』メインイベントのバンタム級マッチにて元同級王者で現3位のピョートル・ヤン(31=ロシア)が同級5位のデイブソン・フィゲイレード(36=ブラジル)をフルマークの判定3-0で下し2連勝を飾った。 【動画】ヤンのアッパー&ハイキックが炸裂! ヤンは強靭なフィジカルとハードパンチを武器にする元バンタム級王者。アルジャメイン・スターリング、ショーン・オマリー、メラブ・ドバリシビリとトップ勢に判定ながらも3連敗したが、今年3月の前戦でソン・ヤドンを撃破し復活を遂げた。 対するフィゲイレードは“闘神”の異名を持つ元UFCフライ級世界王者。2階級制覇を目指し昨年12月からバンタム級に階級アップ。ロブ・フォント、コーディ・ガーブラント、マルロン・ヴェラを撃破し3連勝中だ。 1R、最初にテイクダウンを奪ったのはフィゲイレードだったが、ヤンがトップを奪い返しパウンド&ヒジを強打。ダメージでヤンか。 2Rはスタンドの攻防、ヤンがハイキックを混ぜたコンビネーション。ヤンの蹴りを軸にした攻めにフィゲイレードが入っていけない。 3R、ヤンの右アッパーがヒットすると、フィゲイレードが尻餅ダウン。ヤンがチャンスとばかりにパウンドを落とす。スタンド再開もヤンの距離のコントロールにフィゲイレードが攻めあぐねる状態。残り1分、ヤンのパンチがクリーンヒットし続け、フィゲイレードのダメージは明らか。 4R、反撃したいフィゲイレードは組みつき活路を見出そうとするも、ヤンは冷静に対処。強引に前に出るフィゲイレードに次々とクリーンヒットを当てる。終盤フィゲイレードの右でヤンが尻持ちする場面があるも、ヤンはすぐに反撃する。 5R、互いに前に出るスタンド攻防。共にクリーンヒットを当て続ける激闘に、会場が大いにわく。 判定は三者ともに50-45のフルマークでヤンに軍配。ヤンは勝利マイクで現王者ドバリシビリへの挑戦をアピールした。 『UFCファイト・ナイト』 11月23日 中国・特別行政区マカオ ▼バンタム級マッチ ○ピョートル・ヤン(ロシア) 判定3-0 ※三者ともに50-45 ●デイブソン・フィゲイレード(ブラジル)