小池都知事定例会見9月8日(全文1)受動喫煙防止条例の基本的な考えを策定
障害者への雇用支援月間について
3つ目。3本目ですけれども、障害者への雇用支援月間というのが今、9月でございます。それに合わせまして、障害者の雇用で特色のある優れた取り組みを行っておられる企業の方々を表彰いたします。今年度から雇用している障害者の方々の能力開発、そして処遇の改善を積極的に行うなど、ほかの企業の模範となる企業に対して障害者雇用エクセレントカンパニー賞、これを授与させていただきます。今年度、選定されました企業は5社ございまして、アクサ生命保険株式会社、サノフィ株式会社、株式会社三越伊勢丹ソレイユ、リゾートトラスト株式会社、リベラル株式会社、この5社となっております。 ちょっとご紹介いたしますと、例えば株式会社三越伊勢丹ソレイユさんですけれども、重度の障害者の従業員全員が作業しやすいように、障害に合わせた作業用具を用意いたしまして、100種類以上の業務を自立してできるようにしている。例えば、百貨店でございますから、このようにラッピング用のリボンですね、これを障害の度合いによって、ふさわしい作業をやっていただくと。障害のある方によっては、こういう反復の作業というのをむしろ得意としておられる方々もいらっしゃるわけで、それを生かして、会社にとってもプラス、そして働く人も働く場を確保できて、そしてしっかりとお給料もいただくということをなさっておられる会社です。 リベラル株式会社、こちらのほうは、知的障害を持った方が1人で、中古のコピー機であるとか電話機を分解しましてきれいにクリーニングしたあとに、もう1回組み立てする、そういう作業ができるように、1つ1つの工程を細かく絵で示したマニュアルを作成しているといったさまざまな工夫をしながら、積極的に障害者を雇用して、社会貢献をしていただいているということで表彰させていただきます。 式のほうは10月17日の予定で、表彰状を私からお渡しさせていただきます。今、申し上げたように、受賞された企業の取り組みの事例をホームページで詳しく公開もさせていただいて、それによって、わが社もこういう形で障害のある人を雇えるねといったような、そういう流れが出てくることを歓迎いたしております。こういった受賞企業の先進的な取り組みを広く発信していくことでダイバーシティ、これを実現して、人が生きる、人が輝く東京をつくっていきたいと考えております。産業労働局が担当いたしております。