1位はマーク・ザッカーバーグが暮らすカリフォルニア州

フォーブス400にランクインした人が1人しかいない州もある。メイン州はスーザン・アルフォンド、オレゴン州はフィル・ナイト、ケンタッキー州はタマラ・グスタブソンのみだ。アラバマ、ミネソタ、バーモントなど10州にはフォーブス400の富豪はいない。今年はフォーブス400の足切りラインが資産33億ドルと昨年の29億ドルを上回って過去最高となったため、リスト入りはこれまで以上にハードルが高かった。米連邦準備制度理事会（FRB）によると米国の世帯の平均資産は19万2900ドルで、足切り額は大きく乖離している。ミシシッピ州の最も裕福なジェームスとトーマスのダフ兄弟の資産はそれぞれ約32億5000万ドルと昨年より増えたが、フォーブス400には一歩及ばなかった。 フォーブス400にランクインした人が最も多く住んでいる州トップ10は以下の通り。資産額は9月1日時点のもの。 ■1位 カリフォルニア州／83人（前年比4人減） トップ：マーク・ザッカーバーグ（1810億ドル） ハリウッドとシリコンバレーは多くの州民に富をもたらしたが、マーク・ザッカーバーグほど資産の多い州民はいない。ザッカーバーグは公式にはパロアルト在住だが、最近はハワイ・カウアイ島にある広さ約5.8平方キロメートルある邸宅で多くの時間を過ごしている。 フォーブス400に名を連ねるカリフォルニア州の富豪の富の半分近くは、ザッカーバーグのようなハイテク界の大物によるもので、グーグルのラリー・ペイジ（1360億ドル）とセルゲイ・ブリン（1300億ドル）、エヌビディアのジェンスン・フアン（1040億ドル）、ブロードコムのヘンリー・サムエリ（169億ドル）などが挙げられる。だがデビッド・ゲフェン（85億ドル）やスティーブン・スピルバーグ（53億ドル）のようなエンターテインメントの大物もいる。ドナルド・ブレン（189億ドル）やエドワード・ロスキー・ジュニア（78億ドル）といった不動産王、KKR共同創業者のジョージ・ロバーツ（155億ドル）やジム・コールター（49億ドル）のようなプライベート・エクイティで財を成した人も同州に住んでいる。