がぶ飲みで「ペットボトル症候群」に注意 スティックシュガー22本分…“糖質”多い「意外な飲み物」は?【#みんなのギモン】
■口をつけた後、細菌はどれくらい増殖?
加納解説委員 「そうですね。そして、ペットボトル飲料でもう1つ気を付けていただきたい点があります。それは飲み残しです。一気に飲みきれないという時があると思いますが、一度口をつけた後、細菌がどれくらい増えるのか気になりますよね」 「栃木・宇都宮市が5種類のペットボトル飲料で、口をつけて飲んだ後、30度に保った環境に48時間放置する実験を行いました。ミルクコーヒー、麦茶、スポーツ飲料、果汁100%オレンジジュース、緑茶の中で、細菌が一番増えたのはどれでしょうか?」 森アナウンサー 「スティックシュガーの話で、オレンジジュースにはかなり(糖質が)入っていたので、オレンジュースでしょうか。糖分が(多く)入っていると細菌が増えちゃう…?」 加納解説委員 「最も増えたのはミルクコーヒーでした。細菌の数は48時間後に30万倍以上にまで増えました。細菌の栄養になる糖分やタンパク質が多く含まれるので大幅に増殖したと考えられるそうです」 「2番目は意外にも麦茶でした。細菌は10倍以上に増殖しました。原料の大麦の種子が穀物で炭水化物を比較的多く含んでいるので、それを栄養にして細菌が増えたのではないかということです」 「そして残る3つは細菌が減少する結果となりました。スポーツ飲料とオレンジジュースは強い酸性だったことから、緑茶はカテキンに細菌の増殖を抑制する作用があるため、細菌が減ったと推測されるそうです」 「ただ、この実験で細菌が減った緑茶なども、種類や条件が変われば結果も変わりますので、過信せず注意が必要ということです」
■細菌を増やさないための注意点
加納解説委員 「そのため、口をつけずにコップに移して飲む、冷蔵庫に保管する、そして早く飲みきることを心がけたいですよね」 鈴江アナウンサー 「気を付けながら水分補給したいと思います」 加納解説委員 「これから暑い日が続きますが、甘い飲み物の飲みすぎや、飲み残しの扱いには十分ご注意ください」 (2024年5月21日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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