「ゼスプリのキウイフルーツが絶対おいしいワケ」を生産地・ニュージーランドから徹底リポート!
日本の家庭でも大人気のニュージーランド産キウイフルーツ。じつは今が旬真っ盛りです。ということで、そのおいしさの理由を、輸出国ニュージーランドに行って徹底的に探ってきました! 【イラストで確認】キウイの食べ頃はどうやって見分ける? ■おいしいワケ・その1 栽培 ゼスプリの厳しい栽培基準で徹底した管理 契約農園で栽培されるキウイのほとんどは、日本をはじめ世界50ヵ国以上に輸出されます。広大な農園は細かい栽培基準を基に管理され、秋の収穫前には、味、糖度、成熟度などの品質検査を受け、ようやく収穫に。生産者の情熱もおいしさの秘訣です。 ▲秋の収穫直前! たわわに実ったサンゴールドキウイ。収穫は傷がつかないよう手で丁寧に摘まれる。 ■おいしいワケ・その2 品質管理 成熟度、色、かたさを研究所で厳しく検査 収穫したキウイフルーツの一部は、成熟度を調べる研究所に提出され、果肉の色、かたさ、糖度、水分量など……、細かく厳しい検査に合格しなければ出荷が認められません。おいしさは最新のテクノロジーによっても保証されています。 ▲果肉の色(写真左)、果肉のかたさ(右)など、機械を使って緻密に計測される。 ▲グリーンキウイは種の色までチェック! ■<キウイmemo> ニュージーランド産キウイフルーツは今が旬! 【グリーンキウイ】 ▲酸味と甘みのバランスがよく、果肉の鮮やかなグリーンも魅力。食物繊維が豊富で1個で1日の不足分を補えます。 【サンゴールドキウイ】 ▲トロピカルな甘みとジューシーな味わい。ビタミンCが豊富で1個で1日に必要な量がとれます。ゼスプリが独自に開発した品種です。 栄養素充⾜率は⾝近なフルーツでナンバーワン! ▲「栄養素充足率」とは、100gあたりに、主要な17種類の栄養素が基準値に対してどのくらい含まれているかを示したもの。 詳細はゼスプリWEBサイトを参照 www.zespri.com/ja-JP/nutrition ■おいしいワケ・その3 トレーサビリティ 農園の栽培履歴は店頭まで一括管理されている! サイズごとに箱詰めされたキウイフルーツは、農園から店頭まで栽培や検査の情報を一括管理。日本に到着後は専用の追熟倉庫でエチレンによる追熟を施し、「食べ頃に近い状態」で店頭に並ぶよう計算されています。 ▲全箱に、農園、種類、サイズ、選果場等の情報を記載したバーコードが。 ▲パッキング工場では人の目でも厳しく選定! ■おいしいワケ・その4 研究 新品種の開発は20年!専門の研究員がおいしさを追究 ゼスプリはニュージーランド政府の研究機関とともに、キウイフルーツの新品種開発に取り組んでいます。2万種以上の苗木から最適な組み合わせを交配させて苗木を育て、味だけでなく病害への耐性など幅広い観点で評価します。サンゴールドキウイの開発には10年かかり、世界7ヵ国で試食調査を行なったとか! ▲キウイフルーツの原種。キウイの研究所「キウイフルーツ・ブリーディングセンター」での講義より。 ■<キウイmemo> キウイフルーツは肉料理にもおすすめ! 今回の旅で、肉とキウイフルーツの相性は抜群!と新発見。グリーンキウイに含まれるアクチニジンという成分は、たんぱく質の分解を助けてくれるとか! ▲角切りにしたグリーンとゴールドのキウイフルーツを焼いたラム肉のソースに。甘酸っぱさが絶妙! 食べ頃はどう見分ける? ▲キウイフルーツの熟度は皮の色では判断できません。手で包み込むように持って、弾力を感じたら食べ頃(完熟)。完熟したら冷蔵室で保管を。 * * * 普段、何気なく食べているキウイフルーツ。その裏には、たくさんの人々の努力があり、最新テクノロジーを駆使した品質管理が行われているとは…。今後研究開発が進めば、また新しい品種に出会えるかもしれませんね! 楽しみです。 取材協力/ゼスプリ インターナショナル ジャパン 文=高梨奈々