カーナビメーカーが開発した専用ナビアプリ「COCCHi(コッチ)」はカーナビよりも地図が詳しいって本当!?
スマホ向けカーナビアプリ(iOS用/Android OS用)の「COCCHi(コッチ)」。カロッツェリアのノウハウと技術を注いで開発された本格的な作りがアピールポイントだが、実際のところどこまで使えるのかを検証してみた。 【詳しく画像を見る】案内図や実走レポート スマホ向けカーナビアプリは無料のマップで十分でしょ? と思っている人に注目してもらいたいのがパイオニアの「COCCHi(コッチ)」。カーナビブランドとして知られるカロッツェリアから生まれた本格派。2024年5月末には横画面にも対応し、「ゼンリン住宅地図オプション」の採用も話題だ。
このアプリは無料でも使えるものの、多くのドライバーが満足するような機能を活用するには月額350円が必要となる。だが、すべての機能において、カーナビアプリとしては業界トップクラスの性能だ。 引き合いに出されることが多いGoogl Mapsと比べると、さすがに検索機能は追いつかないが(ただしGoogl Mapsの検索地点データをCOCCHiに転送することは可能)ルートガイド機能は大きく上回る。 カーナビでおなじみのイラスト図によるガイドに加え、「3つ先の信号を右です」、「踏切を越えて右です」など、助手席の人が教えてくれるような親切な音声案内も搭載。 さらにルート探索はカロッツェリア独自のスマートループ渋滞情報を基に、高度な渋滞回避ルートが可能だ。 そしてなんといっても注目なのが地図の見やすさ。デザインは同社のカーナビ「サイバーナビ」などによく似ていて、それだけに情報の読み取りやすさは抜群だ。
個人宅や会社がピンポイントで検索&案内可能
「ゼンリン住宅地図オプション」というユニークな地図も用意し、配送や送迎などをする人には見逃せないポイント。スケールを拡大するとゼンリンが昭和の時代から販売している「住宅地図」を利用するもので、建物の名称や住宅の表札情報、番地などを詳細に表示する。 これには自車マークも表示もできるし、案内図との2画面表示まで可能だ。このようなカーナビは一般向けにはなく、この点においてはカーナビを超えているといっていいだろう。 常にアップデートによって使いやすく成長するのがカーナビアプリ。まだ使ったことがない人は無料プランで一度試してみてはどうだろう。
<文/浜先秀彰>