65歳フォトグラファーのパリの家。日本の仕事をリセットしてパリに根を下ろすまで【パリに暮らす日本人マダムvol.3】
日本人の友人たちとも深いつながりが生まれる
パリで暮らす日本人同士の絆も強く、同じような苦労や悩みを相談したり助け合ったり、親戚みたいな関係を築いていて、篠さんにとっても支えになっています。東日本大震災の時には、「日本のために何かできないか」と友人が2011年の春にチャリティ団体“HOPE&LOVEPARIS(ホープアンドラブパリ)”を立ち上げました。篠さんも、初回からメンバーとして参加しています。 「毎年、パリと東京でチャリティイベントを行っていて、そこでつながりが広がっています。私は国内外で活動しているフォトグラファーが撮影を行う“写真館”に参加していますが、寄付や協賛を集たりするのは大変なようで、より絆も深まっているようです。また、パリはボランティアは特別なことではなく日常にあって、リタイアした人がボランティアに参加するのは普通のこと。ファッションのグランメゾンも気持ちよく協賛してくれました。ありがたいですよね」 篠あゆみさんの記事は、【パリに暮らす日本人マダムvol.4】に続きます。
好評発売中の本書では、このほかの魅力的な「パリに暮らす日本人マダムの暮らし」が
パリに暮らす日本人マダムの 「手放す幸せ」の見つけ方 本書では、フランス・パリに住んでいる日本の女性たち6名にご登場いただきます。みなさんに共通するのは、ご自身の仕事のキャリアによって、現在の立場を築いた方々ということ。どの方々も、長いパリ生活で培った自分流の賢い暮らし方を実践しています。人生観やライフスタイル、日々の楽しみなどを伺いました。 〈登場〉 石井庸子さん(「カフェ キツネ ルーブル」勤務)/佐々木ひろみさん(「MAISON N.H. PARIS」デザイナー)/弓シャローさん(アーティスト、デザイナー)/篠あゆみさん(フォトグラファー)/角田雪子さん(「TSUNODA PARIS」デザイナー)/大塚博美さん(ファッションコーディネーター) 『パリに暮らす日本人マダムの 「手放す幸せ」の見つけ方』(主婦と生活社) smile editors編 128P、1,760円
撮影/篠あゆみ、YOLLIKO SAITO、 編集・執筆/ 岩越千帆(smile editors)
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