え?なんで?「マイアミのファンが喜ぶかも」気になる大谷翔平「50―50」達成の「Xデー」はいつ?ロバーツ監督は18、19、20日(日本時間)の敵地マーリンズ3連戦と予想
今季大谷が本塁打と盗塁を同じ試合で記録したのは12回目で、MLB公式サイトによると、1900年以降で、ロナルド・アクーニャJr.と、バリー・ボンズの父親であるボビー・ボンズが作った記録に並び、1986年にリッキー・ヘンダーソンが達成したメジャー記録の「13」にあと「1」と迫った。史上最強のリーディングヒッターに肩を並べようとしている。ちなみに現役時代に俊足で鳴らしたロバーツ監督のキャリアハイが49盗塁。試合後にその点を質問されたロバーツ監督は「自分の記録を超えてくるだろう。それは自信をもって言えるね」と笑って返した。 さらに大谷は3回二死二、三塁から「甘い球を積極的に打てた」と初球のシンカーを捉え、センター前へ弾き返す2点タイムリーを放った。打点は104となり、再び本塁打&打点の2冠に躍り出たのである。試合は5回に7-7と追いつかれ、10―8で競り勝つ乱打戦になった。結果的に大谷の2点タイムリーがチームの勝利につながったのである。 残り16試合で金字塔の「50‐50」へ本塁打「3」、盗塁「2」とカウントダウンに入った。MLB公式サイトは、チームメイトが歴史を作り続けている大谷をどう見ているかの声を集めている。 「私たち全員が何が起きているかを知っている。見ていて楽しい」と言ったのは、捕手のスミス。 「毎晩、それを見る機会があるのは楽しい。彼は(50‐50を)やると思う。彼が、そこにたどり着こうとしているのを私はただ楽しもうとしているだけだけど、それ以上に重要なことは彼がチームが試合に勝つことを助けようとしていることだ」 大谷の「50―50」は、あくまでも後からついてきている結果で決して個人主義に走らず、チーム貢献に全力を尽くしている姿を評価した。 また過去にDHでMVPを受賞した選手がいないため、大谷のMVP論争が話題になっているが、三塁手のマンシーは「もちろん、彼にはそこに到達してほしい。なぜならそれは彼がチームにとって良いことをしているからだ。彼がそこ(MVP)にたどり着くことがチームの助けになる」と強烈にプッシュした。 気になるのは「50―50」達成のXデーだ。チームは明日13日(日本時間14日)から10連戦に突入する。まずアトランタでブレ―ブスと4試合、続いてマイアミでマーリンズと3試合、ホームのドジャースタジアムに帰ってくるのは20日(日本時間21日)からのロッキーズとの3連戦である。 ファンは歴史的瞬間をホームで見届けたいだろうが、ロバーツ監督は、「今の彼の調子ではおそらく(20日まで記録達成を引き延ばすのは)無理だろう。マイアミのファンが喜ぶかもしれない。まあどうなるかわからない。ホームで達成できればいいけどね」と17日(日本時間18日)からのマーリンズとの3連戦で達成すると予想した。
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