【中山金杯追い切り】関東馬5頭をリポート ハンデ59・5キロで注目のホウオウビスケッツも順調
レガトゥス(セン7・矢嶋)
転厩初戦の前走を制した7歳馬はウッドで併せ馬。5ハロン67・0―11・8秒を計時し、体調は良さそうだ。 矢嶋調教師は「変わらず順調です。(年末変則日程で普段よりも2時間早い5時からの調教で)暗いからか折り合いが利きやすかったです。普段はグッと来る感じがあるみたいなんですけど。動きは問題ないですよ。前走後も不調なく軽快に動けていて、中間も元気いっぱいでした」と追い切りを含めた状態面を評価。今回は初の2000メートル戦となるが「弟が重賞勝ち(デシエルト=中日新聞杯)しているので、それにあやかりたいですね。こなせる下地はありますし、折り合いがつけば十分持つ舞台です」と血統背景も含めて期待を寄せた。
パラレルヴィジョン(牡6・国枝)
ウッドで3頭併せ。馬なりで5ハロン66・7―12・0秒をマークした。毛ヅヤが良く、軽快な脚どりだ。 国枝調教師は「順調に来ていますよ。今回が本追い切りだったので、直前は調整程度にサラッとする予定。せかさずに競馬をしたいと思っています。枠はできれば真ん中より内がいいかな」と理想を語った。
セイウンプラチナ(牡6・千葉)
ウッドの併せ馬で5ハロン69・2―11・5秒を計時。モンドデラモーレ(3歳1勝クラス)に2馬身ほど遅れたが、この馬自身の動きは決して悪くない。 「全体時計は速くせず、しまいをピシッと…というイメージでしました。しまいを動かして、反応を見る攻め馬ですね。馬に前進気勢があって、しまいの動きも切れていました」と千葉調教師は追い切りの意図と動きの評価を口にする。併走遅れについては「併せた馬のパワーがあったので、あまり目立たなかったですが、負けじといい動きをしていましたし、すごく雰囲気はいいです」と意に介していない。 レースの主導権を握る逃げ馬だけに、トレーナーは枠順をカギに挙げる。「七夕賞は大外枠を引いてしまったので、できれば内枠が欲しいですね。中山もだいぶ時計がかかるようになってきているので、その分いい競馬をしてもらえれば」と青写真を描いていた。
東スポ競馬編集部