放送作家を引退、「自分の付加価値探して」50代から第2の人生 鈴木おさむさん
19歳で放送作家になったとき、先輩たちに比べて「自分には付加価値が何もない」ということがコンプレックスでした。
でも振り返ると借金返済、(お笑い芸人の)大島(美幸)さんとの交際0日婚、育児のために1年休業、SMAPとの仕事…。これらはすべて自分の付加価値です。50代からの第2の人生も付加価値を探す旅を続け、ワクワクして生きたい。人生こそ最強のコンテンツですから。(聞き手 斎藤浩)
鈴木おさむ
昭和47年生まれ。千葉県出身。19歳で放送作家デビューし、今年3月31日で放送作家業・脚本業を引退。妻でお笑い芸人の大島美幸さん(44)と長男、笑福(えふ)さん(9)の3人家族。男性不妊がテーマの小説『僕の種がない』など著書多数。
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11月19日は男性の健康や幸福に目を向ける国際男性デー。多様性の尊重が叫ばれる令和の時代、男性の生き方にも異なる角度から光が当たり始めている。病、夫婦関係、働き方、家族のあり方―。きっかけを得て価値観を転換し、人生を見つめ直した男性たちに話を聞きました。=おわり