19週連続で全国最高値のガソリンがさらに値上げへ スタンドには駆け込み客の姿【長野市】
19日から、ガソリンや灯油への補助金が、段階的に縮小になり値上がりが予測されます。 県内のガソリンスタンドでも、午前中から駆け込み客の姿がありました。 ■記者リポート 「こちらのスタンドでは19日以降、補助金が減額になるというお知らせが掲示されています」 石油情報センターによりますと、16日時点の県内のレギュラーガソリン平均小売価格は、1リットル当たり185.9円で長野は、19週連続で全国最高値となっています。 さらに、19日から補助金が5円縮小され、大半のガソリンスタンドで値上がりが見込まれます。 ■Enejetペトロ中御所 山岸正樹所長 「きのうきょうと多い。(今の時間帯1時間当たり平均)30台くらい来るがきょうは50台とか来ている」 取材したガソリンスタンドでも19日からの値上がりを予告し、駆け込み客が訪れていました。 ■長野市から 「お店からLINEで『値上がりします』と来たので急きょきょう入れに来た。大学生の娘が県外に2人いるので、車で迎えに行ったりするので満タンにしておかないと」 こちらの男性は車の給油に加え、除雪機に使うため携行缶にも給油してもらいました。 ■長野市から(60代) 「年齢的に手でやるのはしんどいので、機械(除雪機)を使うには燃料が必要だから、出来るだけ安いうちに」 一方で、こんな意見も… ■長野市から(70代) 「(値上がり)全然気にしていない。だってしょうがない。値上がりしたら給料上げてもらえばいいの。収入も増えればいくら値上がりしてもらっても苦にならない」 石油情報センターは、補助金が19日と1月16日にも段階的に縮小されることから、1月末から2月初めにかけて、現在より10円程度値上がりするのではと見込んでいます。 まずは目先の、19日の値上げに備え夕方から夜にかけ相当な混雑も想定されますが… ■Enejetペトロ中御所 山岸正樹所長 「店が混雑するのは、我々スタッフが一丸となって対応はするが、車社会の長野になればいっぱいガソリンは使うのでまず客が負担になってしまうのは大変だろうなと」 帰省シーズンも直撃するガソリン価格上昇。消費者の悩みは、しばらく尽きることはなさそうです。