高校総体カヌーで2冠、「次は国スポで」 国際大会でも活躍の綾部高・織田選手
福知山市立大江中学校出身で、京都府立綾部高校カヌー部3年の織田凌輔選手が、大分県で開かれた全国高校総合体育大会(インターハイ)カヌーの部に出場。男子カナディアンシングルの200メートル、500メートルで優勝し、2冠を達成した。国際大会での入賞経験もあり、次の目標として「10月には、国民スポーツ大会への出場が決まっていて、ここでも優勝をめざしたい」と話している。 変わった部活動をやってみたい-と、高校に入ってからカヌーを始めた織田選手。練習を重ねてめきめきと上達し、昨年6月と今年5月に18歳以下の日本代表として国際大会に出場した。5月の大会では500メートルで2位、1千メートルで3位入賞を果たした。 これらの経験でさらに力と自信をつけてインターハイに臨んだ。
カナディアンシングルは、流れのない直線コースを、シングルブレードパドルでこぐカナディアンカヌー9艇が一斉にスタートして着順を競う。 200メートルの決勝では、先頭集団の最後尾から、猛烈な追い上げを後半にみせ、44秒394でゴール。2位とコンマ数秒差の激戦を制した。 500メートルは、前半から加速して2位以下を引き離し、最後まで追いつかれないよう必死にこぎ、そのままゴール。記録は2分3秒565で、2位に2秒以上の大差をつけて優勝することができた。 織田選手は「ともに自己新記録で頂点に立ち、本当にうれしい。支えてくれた家族やOB、先生たちに恩返しができて良かったです」と笑顔を見せている。