日本人出国者数、2024年9月は121万人、2019年比7割の回復水準を維持 -日本政府観光局(速報)
日本政府観光局(JNTO)によると、2024年9月の日本人出国者数(推計値)は121万2600人となった。2019年比では30.8%減で、前月に続いてコロナ前の約7割の回復水準を維持した(2019年9月の実数は175万1477人)。2023年比では20.7%増(2023年9月の実数は100万4730人)。1~9月の累計では949万6500人となり、年間1000万人まで約50万人に迫った。 航空データOAG社よると、2024年9月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比4.3%減の2万461便(920便減)、座席数が同3.6%減の477万984席(17万5852席減)となった。 主要6空港のうち、2019年実績を上回っているのは羽田空港と福岡空港の2空港のみだが、6空港の合計はコロナ前の水準に近付きつつある。主要6空港を含めた全空港の便数・席数も、2019年比で便数は5.4%減(2万2311便)、席数は4.2%減(511万6589席)まで戻ってきた。 主要6空港の実績を見ると、羽田空港は便数32.4%増の4635便、座席数27.1%増の115万49席、福岡空港は便数19.8%増の1896便、座席数25.0%増の40万2071席。また、関西空港も便数が7.3%減の5434便、席数が5.0%減の122万4526席まで回復した。 なお、主要6空港のうち、便数と席数が最も多いのは、成田空港(便数16.5%減の6566便、席数15.2%減の158万4015席)。羽田空港とあわせた東京発の便数と席数はそれぞれ、全空港の半数強を占めている。
トラベルボイス編集部