【新NISA】「とりあえずインデックス投資信託買っておけばいいですか?」投資初心者が後悔しないために注目したいポイントとは
「インデックスファンド」「アクティブファンド」「ETF」の違い
さきほど確認したように、新NISAの「つみたて投資枠」では、「指定インデックス投資信託」、「アクティブ運用投資信託等(指定インデックス投資信託以外)」、「ETF(上場株式投資信託)」という3種類の投資商品があります。 ここからは、これらの違いについて見ていきましょう。 ●インデックスファンドとは インデックスファンドとは、市場指標(インデックス)に連動する成績を目指す投資信託です。 投資信託が連動を目指す指標をベンチマークと呼び、このベンチマークをどの指標にするかによって商品に違いが出てきます。 「つみたて投資枠」の投資対象商品の約8割を占める「指定インデックス投資信託」は、数あるインデックスの中でも特定の指標に絞って商品が選出されています。 たとえば日本株式に連動する投資信託の場合、TOPIXや日経平均株価などがベンチマークとして使用されます。 日経平均株価をベンチマークとする場合、代表的な225銘柄に投資することで、日経平均株価に連動した投資成果を期待できます。 <主要な指標> ・日本株式:TOPIXや日経平均 ・米国株式:S&P500 ・世界株式:MSCI ACWI など ●アクティブファンドとは 「アクティブ運用投資信託」とは、ベンチマークを上回る投資成績を目指す商品です。 アクティブファンドは、ファンドの運用者が投資対象を選択し、投資する資金の配分も決めています。 このため、インデックス投資信託よりも積極的な運用が行われるのが特徴です。 インデックスファンドではカバーできない、独自の切り口で選定した銘柄に対する投資ができることも大きな魅力のひとつです。 積極的な運用でベンチマークを上回ろうとするため、期待されるリターンは高くなりますが、その分リスクも高くなります。 ある程度大きなリスクを取ってでも収益を最大化したい投資家に向いているといえます。 ●ETFとは ETF(上場投資信託)の最大の特徴は「上場」していることです。 つまり、証券取引所で取引されているため、株式と同じように市場価格で売買することができます。 ETFも投資信託と同じようにインデックス型とアクティブ型がありますが、「つみたて投資枠」で投資ができるのはインデックス型のETFのみとなります。