【静岡旅】今訪れたい“オクシズ”の魅力/2.静岡の秘境へ! 絶景の地元メシ処&名湯の宿
●静岡旅でぜひ訪れてほしいオクシズとは? 今回はおすすめの秘境スポットを2つ、ご紹介。絶景茶屋と秘境の温泉宿です。
静岡は南北に約118kmもの広大な県域を持ち、自然豊かな観光スポットや、名物グルメの宝庫として知られています。都心からも訪れやすい場所なので、週末に日帰りで出かけたり、1泊旅行する人も多いですよね。 オクシズの秘境スポットを写真で見る 訪れたのは前回の静岡茶発祥の地にある「足久保ティーワークス」に続き、「奥静岡=オクシズ」と呼ばれるエリア。山間部に位置し、手付かずの自然や泉質のいい温泉、わさびやお茶など静岡を代表する作物や加工品が作られる豊かな地域です。 今回ご紹介するのは、2つの秘境スポット! わさびの産地にあり、清流を眺めながら地元メシが楽しめる休憩処『うつろぎ』と、武田信玄の隠し湯として知られる梅ヶ島温泉の隠れ宿『湯の島館』です。
60歳以上のお母さんたちが営む休憩処『うつろぎ』で絶品ランチ!
静岡駅から30~40分ほどの場所にある静岡市葵区有東木。里山の風景が残る長閑な場所に、ポツンと佇む休憩処『うつろぎ』。それが今回おすすめしたいランチスポットです。
有東木は標高600mほどの場所にあり、清流が流れ、山葵田や茶畑を育んでいる場所。静岡名物として名高い「山葵」栽培発祥の地として知られ、1607年に徳川家康に献上された記録もあります。わさびってこんな山の上で栽培されているんですね。 『うつろぎ』の魅力はズバリ、全員60歳を超える元気なお母さんたちが作る「うつろぎ定食」! それを清流の流れを感じながらテラスでいただけるのです。
売店のような店内では地元のお茶や山葵などを販売しています。わさび漬けやお饅頭などの名物は全部、お母さんたちの手作り。あたたかなお母さんたちの美味しいごはんとおもてなしも、この店の人気の秘訣です。
清流の心地いい流れを眺めながら食事を楽しめるテラスへ。地元食材を使った名物「うつろぎ定食」をいただきました。座ると、清流の音が心地よく耳に流れてきて、スッと日頃の疲れが癒やされていきます。
「うつろぎ定食」は絶対食べてほしい静岡名物の宝庫
「うつろぎ定食」の魅力はズバリ、滋味深い静岡名物が詰まったところ。日本が昔から食べてきたような、シンプルで美味しい天ぷら、おかかさびめし、お蕎麦などがセットになっています。 なんといっても地元の名物「わさび」をたっぷりと、さまざまな味わいで楽しめること。この日の天ぷらはわさびの葉、茄子やしいたけなど。パリッと香ばしい衣に負けない野菜の味の濃さを感じます。 お蕎麦も静岡の名物の一つ。コシのあるお蕎麦は添えられたネギとたっぷりのわさびを入れて味変を楽しめます。