海外メディアが伝えた「江沢民の死」|この週末に読みたい海外メディア記事7本|2022.11.26-12.2
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今週もお疲れ様でした。中国でゼロコロナ政策に対する抗議行動が拡大している最中に伝えられた江沢民・元国家主席の訃報は、天安門事件後の経済発展を推し進めた江と、個人独裁の色を強める閉鎖的な習近平国家主席とのコントラストを際立たせました。米英仏独の海外メディアが報じた「江沢民の死」を紹介します。フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事7本、皆様もよろしければご一緒に。 仏「フィガロ」紙の副編集長、アルノー・ドゥ・ラ・グランジュが11月30日付の 「江沢民 中国共産党で権力を確立した男」 に記したように、元国家主席・江の死去は政治的に微妙なタイミングで発表された。その微妙さは、米「フォーリン・ポリシー(FP)」紙の週刊ニューズレター 「チャイナ・ブリーフ」の最新同日付号 で同誌コラムニストのジェームズ・パーマーが次のように指摘しているほどだ。 独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙のフリードリク・ビョーゲ(北京支局)、ペトラ・コロンコ両記者も11月30日付の 「中国の江沢民元国家主席、死去」 の冒頭で、江が2000年に米CBSの報道番組「60ミニッツ」に出演した際の動画が再びネット上で話題になっていることを紹介。やや遠回しながら、懸念を示している。
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フォーサイト編集部