沈没の海自掃海艇、引き揚げへ 民間会社と最終調整
福岡県沖で11月、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が火災を起こし、沈没した事故で、海自トップの斎藤聡海上幕僚長は3日の記者会見で、現場を調査したサルベージ会社から「引き揚げは可能」と報告があり、契約に向けて最終調整していると明らかにした。 海自によると、現場の水深は50メートルほど。「オフショアエンジニアリング」(東京)が11月中旬に調査し、同下旬、引き揚げ方法などの提案があった。斎藤氏は「引き揚げて(原因究明の)調査につなげたい」と述べた。 うくしまは11月10日、訓練航行中に出火。鎮火できず、翌11日朝に沈没。エンジンルームが火元とみられ、古賀辰徳3等海曹の行方が分かっていない。