73歳でデッドリフト245kg!趣味はストリートワークアウトのスーパーお爺ちゃんを発見
「デッドリフトの生涯目標は250kgです。今は245kgまできました」 ジムで黙々とトレーニングに励むのは沢井真(さわい・しん/73)さん。「すごい重量を挙げている高齢の方がいる」と話題になり、さらにそのInstagramで公開されている驚きの技の数々に、ボディビル元世界チャンピオンの鈴木雅選手も思わずフォロー・絶賛したという沢井さんのトレーニング生活に迫った。 【写真】沢井真さんの公園での筋トレ姿!まさに目を疑う光景
「47歳のとき、167cmで74kgと結構太っており、市の健康イベントに参加したのがトレーニングに触れた最初のきっかけです。そのころは痩せるのが目的だったので有酸素や水泳ばかりしていたところ、急激に痩せすぎて『病気ではないか』と周囲に心配されたためウエイトを始めました。運動経験もなかったので、ベンチプレスなど最初は50kgがやっとでした」 しかし、コツコツと通い続けるうちに記録は上がり続け、今ではベンチプレス 120kgを挙げ、フロントスクワット120kg、スクワットジャンプは140kgと年齢を超越した驚きの進化を遂げた。やり続けることの理由は『カッコいいから』という非常にシンプルな動機である。 「僕はボディメイクのためのトレーニングには興味がなくて、身体能力の向上を自分で実感できれば満足なので、大会には出ないです。ただ、能力向上を求めていくうちにストリートワークアウト(屋外での遊具や鉄棒などを使ったトレーニングパフォーマンスの華麗さを競うもの)に興味がわき、Instagramを通じて全国でチームを組んでいます」 チームメンバーは東京から沖縄まで、小学生から80歳を超える人まで幅広い。 「突然、公園で練習しだしたりするので、家族からは『またやってるよ(笑)』という反応ですが、やっぱり人生は目的を持ってるときが一番楽しい。年齢に縛られず進化をどれだけ追い求めていくかっていうのが、僕の理想の生き方なので」 今後はさらにメンバーを募り、より多くの人達と切磋琢磨していきたいと語る。 「年齢や経験は関係ないので、是非仲間に入っていただけたらなと思います」 沢井さんの目標は広がり続ける。なにかに無心に取り組むことは年齢を超えて喜びをもたらす。あなたも一度、挑戦してみてはいかがだろうか。
取材:にしかわ花