マチュピチュに遺灰まき物議 SNSで拡散
【リマAFP時事】南米ペルーの世界遺産マチュピチュ遺跡で、女性が遺灰とみられるものをまく映像がSNSで拡散し、市民の怒りを買っている。 ペルー当局は19日、遺跡の警備体制を強化したことを明らかにした。 問題の映像は約30秒で、先週、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に上げられた。1人の女性がポリ袋に詰められた灰を宙にまいた後、傍らの女性と抱き合う内容で、説明欄には「マチュピチュでたくさんの愛と共にお別れ」とつづられていた。 マチュピチュ遺跡公園の責任者は、公の場で遺灰をまくことを禁じる法令はないとしながらも、今後は公衆衛生面からマチュピチュでの散布が禁じられると指摘。警備員や監視カメラを増やすと語った。 マチュピチュには1日平均5600人の観光客が訪れるが、監視カメラは4台しか設置されていないという。