野党共闘どうする?政権交代の道筋は?立憲民主党代表選に立候補した4氏の経歴・政策まとめ
「人へ 未来へ まっとうな政治へ」前へ進もう(Go Forward) 泉氏
泉氏は1974年北海道札幌市生まれ、立命館大学法学部卒業。福祉施設職員、参議院議員・福山哲郎氏秘書を経て、2003年の衆議院総選挙で初当選、以降8回連続当選しています。内閣府・大臣政務官を務めたほか、衆議院議院運営委員会筆頭理事、民主党青年局長、民主党国民運動委員長、希望の党国会対策委員長、国民民主党政務調査会長、立憲民主党政務調査会長等を歴任。2021年の立憲民主党代表選挙で当選しました。 泉氏は以下の政策を掲げました。 1 総力結集 今回の代表選候補の皆様をはじめ、党の顔になる方々に、総選挙の最前線で活動していただきます。党全体による結束した戦いで総選挙を勝利します。 2 総支部への支援 選挙区で自民党を上回るべく、総支部の選挙準備を加速させる交付金を前倒しします。 3 「人へ未来へまっとうな政治へ」キャンペーン強化 政策やスローガンは、普段から本気で私たちが取り組む内容との一致が不可欠。次期総選挙のスローガンは「人へ未来へまっとうな政治へ」とする。「人へ(「教育無償化」「非正規の正規化」)」「未来へ(環境・医療・農業・観光・デジタル市場の拡大」「まっとうな政治へ(政治改革)」を全国各地で、全力で訴えます。 安定した政権運営を行うことを旨に、外交・防衛の「外交安全保障戦略の方向性」金融の「新しい金融政策に向けて」エネルギーの「立憲民主党のエネルギー政策」農業の「農林水産政策大綱」リスキリングの「もっとよい学びなおしビジョン」なども、ビラやネットを活用し浸透を図ります。 4 重要政策 税制は、失われた30年で続いてきた格差拡大、所得税・法人税減税と消費税増税に着目し、税制全体での格差是正、再分配機能を立て直します。富裕層の所得税、高額金融所得課税、法人税の見直し、また消費税について、給付付き税額控除、景気低迷時の時限的税率引き下げ、食料品の税率引き下げなどを選択肢として検討します。 憲法については、緊急事態条項などにおいて、参議院のあり方や現行制度の機能や限界など個別の論点と課題も山積していることから、引き続き議論を続けていきます。 5 候補者擁立 3年前、まずは150人の候補者擁立を目指し、次は候補者を増やし、「150議席獲得」を必達目標とし、今年2月の党大会では「200人の候補者擁立」「自公過半数割れ」「比較第一党へ」を目標に掲げました。現在総選挙の予定候補者は190人台に達しました。今後、候補者擁立目標を単独過半数の233人に上方修正します。来年の参院選に向け、選挙区比例区ともに候補者擁立を進めます。 6 党運営(ネット対策強化、登用のあり方、次期代表選の推薦人規定) ネット対策部局を独立させ、必要な予算を確保します。党全体のSNS発信の活性化を図ります。党役職への登用は、選挙区での強さ、党員集めなど党への貢献度を尊重し、党内グループに関係なく登用します。次期代表選までに、代表選規定における推薦人要件を「党所属国会議員の1割。(200人超の場合は最低20人)」に変更します。