片づけがグッと楽になる5秒リセット! 床に散らかったものがすぐに片づくリビングの作り方
子どもとの暮らしでは、リビングの床にものが溢れてしまうのは仕方がありません。そこで、さっと片づけられる環境をつくれば、床に広がったものもすぐになくすことができるのです。4人の子どもと暮らす片づけのプロが実践する、面倒くさがりでも忙しくてもできるアイデアをご紹介します。 【画像】仮置きワゴン こんにちは。名古屋在住、4人の子どもと暮らすライフオーガナイザーの中矢くみこです。 片づけても片づけても、物が床に散らかってしまう……。毎日床から拾い上げて決まった場所に戻すのは、できれば散らかした本人にやってほしいものではないでしょうか。 今回は、4人の子どもがいる我が家で実践している、物を床に散らかしにくく、さらに子どもが散らかしても大人がリセットしやすい環境づくりのコツをご紹介いたします。 ■リビングには仮置きワゴンを! 子どもたちがリビングのソファーで過ごすときに、たいてい手に持っているのはマンガかタブレット端末。ところが、いつの間にかほかの子が見ているテレビに釘づけになり、マンガやタブレットはソファーやまわりの床に置いているんですよね。 そこで、2~3歩で届く場所にIKEA(イケア)のワゴンを。 本棚がリビングの隣の部屋にあるので、毎回、持って行くのはきっと面倒なんですよね……。でも、目の前のワゴンに置くくらいならがんばれるようです。 もちろん、そのまま放置されることもありますが、拾って一歩先にポイっと放り込むだけなら「まあ、いっか」と思えます。 おもちゃも同様。ワゴンにポイッでおしまいです。 ワゴンを使うときのポイントは、一時置きするアイテムごとに枠を決めてあげること。 我が家の場合は 上段:ボックスにタブレット、空いた場所にマンガ 下段:おもちゃ としています。家族みんながわかるように、マステなどでラベルを貼るのもオススメです。 日々の片づけを楽している分、ワゴンが溜まってしまったら、ときどきワゴン内のリセットを散らかした本人にがんばってもらいます。 ■脱ぎっぱなしの上着 → カゴに放り込む 学校から帰ってくると、勢いよくランドセルをおろして上着を床にバサッ。しかも上着だけじゃなく、プリント、作品なども床に広げるので、見た目からもごった返してしまいます。 そこで、上着が脱ぎっぱなしになる場所に大きめのカゴをセット。 上着が床に落ちていても、カゴに放り込むくらいなら、家族の誰でもできます。カゴの中はごちゃついていますが、床が見えているとお部屋もスッキリみえるものです。 ■洗濯物も床に!? 放り投げる場所には洗濯カゴを 我が家で子どもが毎日出す洗い物といえば、給食袋・ナフキン・ハンカチ・マスク。私としては、洗面所にある洗濯機の前のカゴに入れてほしいのですが、出入り口あたりの床にポイポイッと投げられてしまうんです。 そこで、こちらも散乱している場所に洗濯カゴを置くように。 洗い物が、カゴからはみ出ていることはありますが、カゴのまわり、数10cmの範囲には集まるようになったので、拾いやすくなりました。 ■大物の一時置き場はマグネットフック リビングには仮置きのワゴンを置いていますが、大きな物だとワゴンに置くことはできません。たとえば、週末に子どもたちが学校から持ち帰ってくる通学バッグや、上靴、体操服など。特に上靴は、各自が洗うなどの管理をしてほしいと思っています。 そこで、大きな物に関しても一時的に置ける場所を作っています。場所は洗面所の入り口にマグネットフックを。帰宅して手を洗うついでにかけることができますし、洗濯が必要な物は洗濯カゴにすぐに入れられます。 一時的なので、出入り口の壁に引っ掛けていてもそこまで邪魔に感じません。リビングから見える位置にもなっているので、「上靴はいつ洗うの?」「バッグは自分の場所に戻してね」など、声を掛けるきっかけにもなっています。 また、上着などのちょい掛けにも使われていますよ。 「子どもの物は子ども部屋に」とすることができれば、リビングが散らかることはありませんが、そういうわけにもいきませんよね。もし、散らかっているものを収納する場所が遠いときは、近くに一時置きを用意してみると、日々の片づけもグッと楽になりますよ。 散らかるリビングにお悩みでしたら、ぜひ試してみてくださいね! (中矢くみこ)