ラツィオ鎌田大地はなぜ王者インテル相手にトップ下で先発?伊解説陣がビッグマッチを徹底解説!イタリアの人気司会者は賛辞を列挙 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】日本時間20日のインテル戦で先発出場したラツィオのMF鎌田大地について、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】鎌田大地(ラツィオ)王者インテル相手にスーペル・ゴラッソ!ジュゼッペ・メアッツァで強烈な左足ミドルを叩き込む!
今年3月にイゴル・トゥドルがラツィオ指揮官に就任すると、新生ラツィオの中心選手として活躍を見せている鎌田大地。日本時間20日にスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われた新王者インテルとのビッグマッチでは、3-4-2-1のトップ下の右で先発し、32分に左足でゴラッソを決めてメアッツァの観客を驚かせた。鎌田はフェリピ・アンデルソンと交代する72分までプレーしたが、ラツィオは勝利を目前にした87分にセットプレーから失点して1-1の引き分けに終わった。
なぜボランチでなくトップ下?
そんな鎌田のパフォーマンスについて、『ダゾーン・イタリア』の解説陣はどのように見たのだろうか。まず、元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏は、前節までとは異なり、トップ下で先発起用された意図について解説している。トゥドルは、ボランチにマティアス・ベシーノとニコロ・ロヴェッラを置き、鎌田をトップ下のマッティア・ザッカーニの隣のポジションへ移した。 「トゥドルは自身の指揮下の7試合で非常に重要だったフェリピ・アンデルソンを外した。彼の未来がラツィオにないことはみんなが知っていることだ。それからルイス・アルベルトもベンチスタートとなり、トップ下にカマダを選択し、ザッカーニも再び先発起用した」 「トップ下にカマダがいることで、ラツィオの中盤はより充実する。とてつもなく強力なインテルの中盤に対抗する上で、彼は必要に応じてボランチの2人に加わってサポートに回ることができるからね。この一手は妥当と言えるだろう」 試合開始直後、『ダゾーン・イタリア』で実況を担当した人気司会者のピエルルイジ・パルド氏は、トゥドルの試合戦略に注目して、ストラマッチョーニ氏に見解を求めた。すると元インテル指揮官は、セリエA最強の中盤を誇るインテルとの対戦であることから、トップ下にアタッカーではなく、守備面でも貢献が期待できる鎌田を選択したとの見方を示した。 「この試合は、中盤の戦いがテーマの1つとなるだろう。トゥドルは“3人目の純粋なアタッカー”よりもカマダを好んだ。だから3-4-2-1の(タティ)カステジャーノスの背後に、カマダとザッカーニがいるのだろう」
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