チャールズ国王には誕生日が“2回来る”!? ひと足早く75歳の誕生日パーティを開催
チャールズ国王は毎年2回、誕生日を祝います。実際の誕生日である11月14日のほか、6月の「君主の公式誕生日」には、「トゥルーピング・ザ・カラー」として知られる祝賀行事が行われます。 【写真】見守る姿はまるでママ!? チャールズ国王にケーキカットを指南するカミラ王妃 国王は75歳になる今年、実際の誕生日よりも1日早く、グロスタシャー州にある私邸ハイグローブ・ハウスでお祝いのパーティを開催しました。国王が皇太子時代に立ち上げた慈善団体、キングズ・ファウンデーション(Kings Foundation、即位前の名称は「プリンスズ・ファウンデーション(Prince’s Foundation)」)がホストを務めました。パーティでは、招かれたロック合唱団(Rock Choir)のパフォーマンスも披露されたそうです。 地元のお祝い用のケーキ専門店、バターカップ・パントリーのジャン・ブラックモアさんが手がけた3段のバースデーケーキにナイフを入れた国王は、笑顔でゲストたちに対し、ぜひ残さずに食べて欲しいとして、次のように声をかけていました。 「誰にも寄贈できないでしょうからね。食べきれますか? 皆さんのために(持ち帰り用の)ドギーバッグを用意しなければなりませんね」
ハイグローブ・ハウスではすでに、クリスマスのデコレーションが完了しています。パーティには、国王の家族や友人、キングズ・ファウンデーションのアンバサダーであるジェイ・ブレイズ氏を通じて招待された、地元の住民たちが出席しました。 また、軍隊輸送船エンパイア・ウィンドラッシュ号に乗り、当時はイギリス領だった西インド諸島の住民たちのイギリスへの移住が開始されてから75周年を迎えたことを記念し、国王が実施を委託したプロジェクト、「ウィンドラッシュ:パイオニア世代の肖像(Windrush: Portraits of a Pioneering Generation)」で、肖像画のモデルとなった人たちも招かれました。
事前に公表されているスケジュールによると、チャールズ国王は実際の誕生日には、カミラ王妃とともに通常の1日として公務を行う予定で、フードロス削減と飢餓撲滅の実現を同時に目指す「コロネーション・フード・プロジェクト(Coronation Food Project)」を立ち上げるほか、バッキンガム宮殿で、看護師と助産師を招いたレセプションを開催するそう。 そして、夜にはクラレンス・ハウスでのプライベートなディナーが予定されています。「ヘンリー王子夫妻が招待を断った」と報じられたこのディナーですが、王子の広報担当者は『タウン&カントリー』誌の取材に対し、「夫妻は招待されていない」とコメントしています。
カミラ王妃は10年前、チャールズ国王の65歳の誕生日の前に、男性たちは大抵がそうだと言いつつ、国王は“世界一”、誕生日プレゼントを選ぶのが難しい人だと語っていました。 「男性たちにはお手上げですよ……! 本当に素晴らしいものを探そうと長い時間をかけるのに、手渡すと(国王の真似をしながら)『ああ、ありがとう』ですからね。まったく腹立たしいことです。ですから、夫がプレゼントされて嬉しいものを贈れるように、欲しいものリストを作ってもらっています」 「毎年この時期は、本当に大変です。夫の誕生日の後、すぐにクリスマスですから……ほか人たち(へのプレゼント)はすぐに選べますが、彼は別なのです!」
From TOWN&COUNTRY