ダラーズ２年ぶりＶ 全日本女子軟式野球 中本ＭＶＰ
●「テッペンもうイッペン」かなう 第35回全日本女子軟式野球選手権（12日・江戸川区球場ほか）県代表のダラーズ（白山市）は決勝で千葉マリンスターズを2―1で下し、2年ぶり5度目の頂点に立った。大会を通じて投打で活躍した星稜中3年の中本絢女がMVPに選ばれた。 決勝の相手は、昨年の大会では準々決勝で破れ、過去に何度も決勝で覇を競ってきた宿敵「千葉マリンスターズ」だった。 ダラーズは、先発のベテラン松本が好投を続けていたが、三回に1、3塁のピンチを迎えたところで抑えの切り札、野崎を早めに投入。その直後、挟殺プレーの間に1点を失った。 打撃では四回、前日2試合連続本塁打の大活躍を見せた中本が右中間を破る三塁打で出塁すると、続く井口が粘って四球で出塁、末津の右中間を抜く会心の2点適時三塁打で逆転に成功。野崎は打者14人をパーフェクトに抑える好リリーフを見せた。 殊勲の末津は「不安だったけどチャンスなので絶対打つと思って打席に入った。打った瞬間、気持ちよかったし、めっちゃうれしかった」と振り返った。合言葉の「テッペンもうイッペン」を実現し、主将の神田亜依は「千葉マリンを倒して日本一を取るために1年努力してきたので、実現できて良かった」と喜んだ。 ▽準決勝 大阪ワイルドキャッツ 02000―2 3431X―11 ダラーズ （五回コールド） （大）岡田―村上（ダ）坂下、野崎―矢倉▽本塁打 神田（ダ）▽三塁打 村上（大）神田（ダ）▽二塁打 坂下、矢倉（ダ） ▽決勝 ダラーズ 0002000―2 0010000―1 千葉マリンスターズ （ダ）松本彩、野崎―矢倉（千）村越―田室▽三塁打 中本、末津（ダ）
