大谷翔平、2年連続3度目となる正力松太郎賞特別賞「うれしく思います」本来の枠を飛び越え受賞
DeNA三浦大輔監督(50)が新たな勲章を手にした。プロ野球の発展に大きく貢献した野球人に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、都内で開かれ、DeNAを26年ぶりの日本一に導いた三浦監督が球団監督史上初受賞を果たした。球団では前回のリーグ優勝、日本一に守護神として貢献した佐々木主浩氏(56=日刊スポーツ評論家)以来2人目。またドジャース大谷翔平投手(30)も2年連続3度目となる特別賞を受賞した。 ◇ ◇ ◇ ドジャース大谷が2年連続3度目となる正力松太郎賞の特別賞を受賞した。大谷は「昨年に引き続き3度目の正力松太郎賞の特別賞を受賞できてうれしく思います。今シーズンは移籍初年度でしたが、家族、首脳陣、選手、スタッフの皆さん始め多くの関係者に支えられて、チームとしてはワールドチャンピオン、個人としても1年間試合に出続けて成績を残すことができました」とコメントした。 選考委員会の座長を務めるソフトバンク王球団会長は、大谷の活躍を絶賛。「期待に応えるではなくて期待を超える活躍を見せている。今までにもメジャーに(日本人)選手が行って良い選手だ、というところには行きましたけど、アメリカに参ったと言わせたのは、大谷くんが初めてだと思います」と評した。内規では「プロ野球のセパ両リーグの競技者を対象にするもの」とあり、本来の枠を飛び越えた特別賞という形での3度目の表彰となった。 来年3月、カブスとの開幕戦では東京ドームに凱旋(がいせん)予定。大谷は「来シーズンは開幕戦が東京ドームで行われ、久しぶりに日本のファンの皆さんの前でプレーできるのを楽しみにしています」と心待ちにした。 ◆正力松太郎賞 日本のプロ野球の発展に功績を残した正力松太郎氏を記念し、1977年(昭52)に制定。プロ野球界に貢献した監督、コーチ、選手、審判員を対象に、選考委員が選出。受賞者の最多はソフトバンク工藤監督の5度。賞金500万円、特別賞は300万円。 ◆選考委員 王貞治(ソフトバンク球団会長)山本浩二(野球評論家、解説者)高田繁(同上)辻発彦(同上)門田隆将(ジャーナリスト)