夏に白髪染めの色持ちが悪い気がするのはなぜ?ヘアカラーを長持ちさせるコツと40代50代が使いたいおすすめヘアアイテム
白髪が気になるのは、前回染めてから30日~45日ぐらい過ぎた頃ではないでしょうか。でも、夏はこの周期がもう少し早いと感じませんか? その理由は、夏の間は既染部の色落ちが起こりやすくなっているんです。「染めたばかりなのに、色持ちがよくない」と感じたら、以下の点を見直してみましょう。 【写真をみる】白髪染めのモチが驚くほどよくなるシャンコン・トリートメント・スプレー4選
NG1 強い紫外線を直接浴びる
夏の強い紫外線は、染めた髪色の褪色を早める大きな原因に……。紫外線は髪表面のキューティクルを傷つけるので、髪内部に入り込んだ染料が流れやすくなり褪色が早まってしまいます。また、頭部は紫外線が最も当たりやすいパーツ。外出時は帽子や日傘で日光を避ける、専用のUVスプレーを使用するなど、肌同様に紫外線対策をしてから外出するだけで、褪色予防に役立ちます。
NG2 濡れ髪のまま過ごす
プールや海に行く機会も増え、汗をかくことで一日に何度もシャワーを浴びる日もある夏。このときに気を付けたいのが“濡れ髪を長時間放置しないこと”。髪は濡れているとキューティクルが開きやすいので、内部の染料が流れやすい状態に。「暑いからいいや!」「自然乾燥もすぐに乾くし」と放置すると、急速に褪色が早まってしまいます。 濡れ髪は放置せず、面倒でもきちんとドライヤーで乾かしましょう。最後にドライヤーの冷風を斜め上から当てて髪全体を冷やすと、開いたキューティクルが閉じて退色予防になるほか、ツヤ感もグンとアップします。
NG3 爽快感を優先した洗浄力の強いシャンプー
夏は頭皮の臭いやべたつきが気になることから、どうしても洗浄力の強いシャンプーを選びがちです(私もメンズ用のすっきりシャンプーを使ったこと、あります……)でも、これらのシャンプーは褪色スピードを速める原因になるのです。 色持ちを最優先に考えるなら、髪に優しいアミノ酸系シャンプーの使用がおすすめ。また、髪を染めてから24時間は特に染料が流失しやすいので、白髪染めをした日は夜のシャンプーは控えましょう。さらに1週間ほど、カラーヘア専用のシャンプーを使用すると色持ちも格段にアップします。 また、乾燥による髪ダメージに気を配ることも色褪せを防ぐのに役立ちます。酷暑が続く昨今の夏は、冷房の風に晒されるのは当たり前の日常。なので、きちんと保湿をして潤いを与えることも大事です。 オイルだけでは髪が乾いてしまう人は、ヘアローションやヘアムースで水分をしっかり補給してから油分であるオイルを重ねてみましょう。水分と油分の両方を補うことで髪のコンディションが高まり、結果的に色褪せも落ち着いてきますから意識してみて下さいね。 撮影/古谷利幸(人物)、 小澤佐知子(商品) 取材・文/小澤佐知子 構成/國見 香
小澤 佐知子