大谷翔平は左肩亜脱臼も軽症か スライディングで負傷、精密検査へ…試合終了2分後に帰宅
◆米大リーグ ワールドシリーズ第2戦 ドジャース4―2ヤンキース(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】大谷翔平、盗塁失敗で負傷…立ち上がれず ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、山本由伸投手(26)が先発したワールドシリーズ第2戦の本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、二盗を試みてスライディングした際に左肩を負傷した。試合終了約2分後には私服に着替えて球場を後にした。ロバーツ監督は左肩の亜脱臼だったと説明したが、筋力や可動域などに大きな問題はなく軽症である可能性が高いと強調。今後精密検査を受ける見込みだ。 アクシデントが起きたのは4―1で3点をリードした7回。3打席目までは中飛、空振り三振、遊ゴロと無安打に抑え込まれていたが、1死走者なしで四球を選んで出塁。2死一塁、T・ヘルナンデスの打席の初球で二盗を試みたが、タッチアウトになった。スライディングをして二塁に滑り込んだ際に、左肩を痛めたようで、しばらく立ち上がれずに表情を曇らせると、トレーナーらが向かい、苦悶(くもん)の表情を見せたまま、トレーナーに支えられるようにしてベンチ裏に下がっていった。 今季は54本塁打、130打点で2冠王に輝き、打率3割1分、59盗塁もリーグ2位だった大谷。史上6人目の「40―40」(40本塁打&40盗塁)を達成しただけでなく、史上初の「50―50」に到達して、「54―59」まで数字を伸ばし、日本人初のトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)も記録した。ポストシーズンでもここまで全13試合に「1番・指名打者」でフル出場。50打数13安打の打率2割6分、3本塁打、10打点の成績を残し、チームを引っ張っている。
報知新聞社