【パキスタン代表監督奮闘記(3)】「クリケット野球」で世界に挑む
*アジア選手権 アジア野球連盟主催で2年に1回行われる、アジア最高峰の野球大会。アジア4強と、東アジアと西アジアの各予選優勝国が参加資格を手にし、合計6カ国で頂点を争う。今大会は東アジア予選で優勝したフィリピンが財政難を理由に辞退したため、代わりに東アジア予選2位のインドネシアが出場した。 ◆色川冬馬 1990年仙台市生まれ。聖和学園高校、仙台大卒。大学在学中にメジャーリーガーを目指し単身渡米。2年後独立リーグと契約。米・メキシコ・プエルトリコ等のリーグでプレーした後、2013年現役引退。宮城で中学生を指導している中、イランでもユース世代に野球指導。その実績が認められ2014年イラン代表監督就任。16年間で1勝しか出来なかったイランを2015年西アジアカップで準優勝に導き、パキスタン代表監督に就任。リトルリーグのラテンアメリカ野球選手権日本代表監督も務める。 【連載】色川冬馬のパキスタン代表監督奮闘記 【第1回】野球に会議室は貸せない!?会議は青空の下で 【第2回】気温40度、薄茶色の水…過酷な練習環境に挑む