「世田谷・横浜に家を買う人」の超残念すぎる深刻盲点 「たしかにイメージはいいけれど」本当に大丈夫?
これはマスコミにも多くの責任があり、ステレオタイプの不動産情報が優先的に流されてきたからだ。 ■古い「不動産目隠し」を取り払えるかどうかがカギに しかし、そこにこそ、これからの不動産市場の勝機がある。 筆者はこれまでも「目隠し」を外すための挑発的な著書を書いてきた。 また、不動産に限らず、「資産家の多くは過去の高度経済成長をフル活用した高齢者である」という世代会計事情も書いてきた。世代会計と不動産は実は直結しており、現在55歳以下の「ロスジェネ」(就職氷河期世代)は、上の世代に搾り取られる「全損世代」といえる。
このままあらゆることを目隠しされたままでは、面白くない。 住宅観のビッグバンを先読みし、マクロ視点で本物を見抜く目を持とうとする者だけが不動産の勝者になれる。 そういう時代が始まっているのだ。
山下 努 :不動産ジャーナリスト