64歳は衰え知らずで肺活量は30歳台 「東ちづる」が語る「美ボディ」の秘訣
中学時代はテニス部
中学時代は人気漫画「エースをねらえ!」に憧れてテニス部に入り、バレーやソフトボール、走り幅跳びなども経験後、大人になってからはスキーにウインドサーフィン、ゴルフとさまざまなスポーツに打ち込んできた。ゴルフはベストスコア80、ドライバーで230ヤードをかっ飛ばし、スキーはインストラクターを志したこともある腕前だったが、それよりも冬は雪山、夏は海、春と秋にテニスと1年中、スポーツを楽しんできた。トレーニング歴はどうなのか。 「スキーのやりすぎで右ひざのじん帯や軟骨を痛めて2回手術し、足首も1回手術してきて、自分の足で歩き続けるには筋肉を落としてしまいました。このままでは、人工関節になってしまうということもあって、30過ぎた頃からジム通いをはじめました。筋肉は年齢を重ねるほど、その大切さが分かってきますね。常に刺激を与えていないとすぐに落ちてしまいますし、硬くなるのを実感しますけど、筋トレは裏切らない。頑張った分だけ身体に返ってきて、筋力維持以上のリターンを感じています。やっぱり身体づくりって大切だなあって」 それでも2012年に一般社団法人「Get in touch」を立ち上げた当時は忙しく、トレーニングも「明日から」と先送り5~6年遠ざかった結果、スカートのボタンが弾け飛んでしまったこともあるという。 「もともとゲーム性のないものはあまり好きじゃないんです。8年ほど前でしたか、前に通っていたジムでマシンやプールをしていたときも、今ひとつピンとこなくて、退会を申し出たことがあるんです。そのとき『これからホットヨガ、ホットピラティスがはじまります』と紹介されたのが、今につながっています。 当初はインストラクターの筋肉の細かい説明が面白かったんです。この運動をするとどこの筋肉が収縮して姿勢が良くなるとか歩き方が変わるとか、体幹をつくるとゴルフの飛距離も延びますとか、トレーニングの先を見るのが楽しかったんですね。そのジムでは岩盤浴とヨガを組み合わせた『マグマヨガ』も私に合うと思って、辞めるどころかスタート時は週6で通うようになりました。 富士山の溶岩プレートを敷き詰めた上でヨガを行うので、身体の深部まで温まり、滝のように汗が出て、血の巡りが良くなるんです。そのあとにサウナで水風呂に入り、『ととのう』ということも知りました」