トランプ氏が財務長官に投資家のベッセント氏を指名、大統領選で資金調達担う
【ワシントン=田中宏幸】米国のトランプ次期大統領は22日、経済・財政政策の司令塔となる財務長官に投資家のスコット・ベッセント氏を指名した。減税や規制緩和を通じた経済成長を優先させる考えを示しており、トランプ氏が掲げる政策の推進役を担うとみられる。 【写真】トランプ氏の不倫相手とされる元ポルノ女優
ベッセント氏は米サウスカロライナ州出身で、1984年にエール大を卒業した。著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドで運用担当を務めたことでも知られる。大統領選の期間中はトランプ陣営の経済顧問を務め、資金調達も担った。
トランプ氏は声明で「スコットは米国第一主義の強力な提唱者だ。米国の新たな黄金時代を切り開く手助けをしてくれるだろう」と強調した。
財務長官は、予算・税制のかじ取りや金融システムの安定維持、国内外の経済的課題に対応する要職。