日本人の約8割が正解「日本と韓国、穀類の自給率」が多いのはどちら
日本と韓国「穀類(小麦・米)の自給率」が高いのはどちらかご存知でしょうか。 今回、アンケートを取ったところ、意外な事実が発覚しました。 【写真3枚】日本と韓国、さまざまな分野の食料自給率を見る 記事中では、日本と韓国の経済などを比較します。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本と韓国「穀類(米・小麦)の自給率」についてアンケート
LIMO編集部が全国の10代~60代の男女200名を対象に、「日本と韓国、穀類(小麦・米)の自給率が高いのはどちらでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の82%が「日本」と回答。 「韓国」と回答したのは、全体の18%になりました。 日本の食料自給率は38%(2022年)と低い水準ですが、穀類となるとどうなのでしょうか。米の自給率は高い気がしますね。
日本と韓国「穀類(米・小麦)の自給率」を比較
日本の穀類の自給率は32.7%。内訳を見てみると、小麦15.7%、米93.5%となりました。 一方の韓国はというと、小麦0.4%、米91.2%で合計24.6%なので、日本の方が8.1%高いことが分かりました。 日本は米、いも類、野菜類、卵類は自給率80%超え。韓国も、いも類、野菜類、卵類の自給率が高くなっています。
日本の食料自給率の推移と今後の目標
日本の食料自給率は、米の消費が減少する一方で、畜産物や油脂類の消費が増大する等の食生活の変化により、長期的には低下傾向が続いてきましたが、2000年代に入ってからは、横ばい傾向で推移。 政府は令和12年度までに、カロリーベース総合食料自給率を45%、生産額ベース総合食料自給率を75%に高める目標を掲げています。 また、飼料自給率と食料国産率についても併せて目標を設定しており、飼料自給率と食料国産率の双方の向上を図りながら、食料自給率の向上を図るとのこと。
日本と韓国のGDPを比較
次は、両国のGDP(国内総生産)を比較してみましょう。 日本のGDPは約562兆円(2022年)に対して、韓国は約250兆円(2022年)。日本の方が倍以上高い数値となっています。 しかし、1人当たりのGDPで見てみると、日本3万3854ドル(約477万円)、韓国3万2418ドル(約457万円)と大きな差がないことが分かります。