千葉いのちの電話、新規相談員を募集 平均65歳、「幅広い世代参加を」
自殺の防止に向け、悩みを抱えている人からの相談に応じる社会福祉法人「千葉いのちの電話」(千葉市中央区)が、相談員になるための「養成講座」への来年度の参加者を20日まで募集している。 同法人は1989年に活動を開始。電話の他、インターネットと対面で相談に応じ、研修を受けたボランティア相談員が24時間365日対応する。
だが、相談員の高齢化や人員不足により、常時の対応は難しい場合もある。平均年齢は約65歳。深夜の受け付けを休止せざるを得ない日もあり、同法人の斎藤浩一事務局長(69)は「未来のことを考え、少しずつ若い世代へバトンタッチしたい」と話す。 相談員になるためには、同法人が開催する「養成講座」への参加が必須だ。約20年活動している相談員の女性(74)は「活動中の相談員も常に研修を受け、向き合い方を学んでいる。幅広い世代の人が相談員になってほしい」と語った。 来年度の養成講座の受講期間は、2025年4月~26年3月の1年間。受講料は宿泊食事代・面接事務費などを含め年間5万2千円。養成講座の問い合わせは同法人(電話)043(222)4416。