溝端淳平&前田公輝 「逆境はむしろ燃えるタイプ」ふたりが語る前向きに進むためのコツ
役さながらにじれキュンしていた!?
――ヒリヒリするような物語の中で、今回はじれったい恋愛シーンも見どころのひとつです。 前田 じれキュンね(笑)。もうじれキュンの代名詞ですもんね、加州と明日葉は。 溝端 Season4でずっとじれったくて、Season5で進展して……とは聞いていましたが、思っていたより、いい意味でプラトニックですごくじれったかったです。 Season4でずっと一緒だった玉城さんと、1ヶ月ぐらい撮影でも会わなくて、現場で久々に会ったときはやっぱり加州のような気持ちになりましたね。ずっと明日葉のことを考えて芝居していたので、役さながらに自分もじらされていたというか。普通、連ドラで相手のことを思ったりしていても、何シーンかは会うシーンがあるじゃないですか。 前田 確かに現場でもすれ違ったりしますよね。 溝端 クランクアップする間隔ぐらい会ってなかったですね。 ――久々に会ったときに玉城さんと何かお話されましたか。 溝端 遠目から見るシーンだったんですけど、もう後光が差しているように感じられました。ああ、久々に会えた、ずっと思っていた人がそこにいる、みたいな。遠い存在に見えたっていうのはありましたね。 ――佳奈恵と海斗の関係も、観ている側としはもどかしいときめきがあります。 前田 海斗と佳奈恵はわりと会えている環境にも関わらず、すれ違って歯がゆい感じの2人の進め方です。だからこそ、普通にセリフを言うというよりは、セリフの前に何を考えていて、それを言わないようにしながらこのセリフを言っているんだろうな、ということは常に考えていましたね。 海斗はもともと詐欺師なので、多分表現として心が動いたことを隠すのが海斗の中での人間味というか。だからそこはセリフのテンポは崩さないようにしながらも、実際に言っていることとは違うセリフを心の中で言って……という、ちょっとでもギクシャクする気持ちの悪い空気感みたいな、ところは出すように心がけていました。