溝端淳平&前田公輝 「逆境はむしろ燃えるタイプ」ふたりが語る前向きに進むためのコツ
ほのぼのとした時間が現場の癒しに
――大変な現場だったと思うんですけど、どういったことが印象に残っていますか? 溝端 ちょっとネタバレになるのかもしれませんが、椅子にくくりつけられて拷問されるシーンですね。 前田 あれは辛そうだった……。 溝端 アクションはSeason4でもやってきましたけど、完全に縛り付けられていたので、本当に身動きが取れないという怖さはありましたね。 フィジカル的な部分は大変でしたが共演者の方に恵まれていたので楽しかったですね。スタッフさんはもちろんですが、今回から参加された袴田さんがとっても明るくて、いつも現場を和ましてくださいました。 前田 そうですよね、助けて頂きました。 溝端 作品とは裏腹に、いつも明るくて楽しい現場でした。 ――前田さんはいかがですか? 前田 Season4での海斗は、実は身体的にはそんなに強くなくて、頭で乗り切っている人物でした。今回、佳奈恵と一緒のシーンでは、すごく軽快に、佳奈恵を引っ張るまではいかなくても、先導することもあります。そういうちょっとしたアクションでも、Season4の海斗とは少し違うんですよね。守るべき人だということを、心のどこかで何となく感じているからこそ出るエネルギーがあるのかな。 ゴーレムがたくさんいる中で、ただただ乱雑に積まれているようなところで、ほぼパルクールみたいな動きをする瞬間があるんですよ。 そのときは、海斗の身体能力がだいぶ上がっているけど、やっぱり守る力というのはそれだけすごいんだな、と思いましたね。やっぱり大切に思う人への気持ちや熱意が表現にも繋がっているし、その分エネルギーを使ったのかな、と思います。 あと、今回は横溝菜帆ちゃん演じる結月が出てくるんですけど、菜帆ちゃんと僕とまりえさんの3人で待機しているときのことは印象に残っていますね。現場にあったラジコンを3人でやりながらボーッと海を眺めている瞬間は、きみセカのサバイバルから離れたほのぼのした温かい時間でした。あとはお2人がオセロをやってたんですよ。それを見ている時間がすごく心地よかったですね。あと3人で恋バナしたりとか。 溝端 いいね~! 前田 あと、菜帆ちゃんは今回初めて会ったんですよね。今まで作品で観ているだけだったので、「あ、結月だ!」とは思いました(笑)。 わりとギリギリでチャレンジングなことも常に行われているのでそういった息抜きというか、深呼吸できる時間がすごく心地よかったですね。 ――おふたりは同年代かと思うんですかけど、現場でプライベートなお話をされたりしたんですか? 前田 役ではあまり話さないから、喋りたかったんですよね。 溝端 そうだったの? 前田 そもそも、いろんな作品で見ていたので、お話してみたかったなっていうのがありましたし、僕が本当にお話するのが好きなので、その中でお食事も行かせていただいたりとか。 溝端 僕のほうが少し先輩なんので。あえてお芝居の話はしないようにしていましたね(笑) 前田 そうですよね。いや僕もできないな、後輩に。 溝端 そうでしょ? だから待ってたよ(笑) 前田 ハハハ! 溝端 次回一緒になるときにね。 前田 いや、本当ですね。