初日5位から予選落ちに涙 木村葉月は悔しさ糧に最終プロテストへ
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス東海クラシック 2日目(14日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6560yd(パー72)◇晴れ(観衆7902人) 【画像】松山英樹が愛するサンドイッチ 初日5位と好発進したアマチュアの木村葉月が「77」と崩れ、涙の予選落ちを喫した。 8月の予選会「東海クイーンズ」を1位通過して出場権を得た地元開催のツアー競技。「ショットからリズムを作るので、なるべくセーフティに攻めました」という初日は7バーディを奪うなど「68」の好スコアをマークした。
ただ、最終組のひとつ前に入った2日目は緊張からか、持ち味のショットが安定しない。出だし1番こそパーで持ちこたえるも、2番から3連続ボギー。5番でレンタルしていた電動カートが動かなくなるアクシデントも重なり、「気持ちの切り替えができなかったです」と振り返る。 前半のうちに2バーディを奪い返したが、後半13番でダブルボギーを喫するなどスコアを落とし、通算1オーバー65位。カットラインに2打届かなかった。
4度目のプロテストに挑戦中で、前週2次予選(C地区/京都・城陽CC)を通過した。本人も「まだ調子の浮き沈みが激しい」と話すように、そこでも「76」→「68」→「75」→「68」と並んだ数字には波がある。2週続いた同じ流れに悔しさいっぱいでも、「逆境に勝つ練習だったと思う。いい経験をした」と前を向いた。 この日流した涙を10月末からの最終プロテスト(茨城・大洗GC)、さらに出場権を得ている11月「大王製紙エリエールレディスオープン」(愛媛・エリエールGC松山)での戦いにつなげていく。(愛知県美浜町/松島流星)