犯罪疑惑が浮上…米HIPHOP/R&B界のレジェンド宅の家宅捜査でエンタメ界は大混乱
ヒップホップをポップカルチャーの一つへ押し上げた立役者のひとり、ディディ。昨年末に元恋人から性的暴行で訴えられ大きなニュースとなったディディに今度は性的人身売買疑惑が浮上? 気になる騒動の最新状況を人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック!
突如浮上した人気ラッパーの性的人身売買疑惑
3月25日、ラッパーで実業家のディディ(ショーン・コムズ)がマイアミとビバリーヒルズに所有する自宅が家宅捜索された。捜索を指揮したのは国土安全保障省と連邦政府で、さらに地元警察が協力。「CNN」が生中継した捜索は、性的人身売買をめぐる連邦捜査の一環と見られていて、ディディが深刻な法的問題に直面していることが明らかになった。
大物プロデューサーであるクライブ・デイビスの庇護下で、ヒップホップをポップカルチャーの一つへと押し上げたディディ。プロデューサー兼ラッパーとしてヒップホップ界を牽引するだけではなく、ファッションブランド「ショーン ジョン」や映画製作会社、レストランチェーンなどをローンチさせて実業家としても活躍。2022年に『フォーブス』誌恒例のビリオネアリストに載るヒップホップアーティストのひとりとなっている。
元恋人から性的暴行で訴えられた過去も
そんなディディのケチのつきはじめは、2023年に元恋人キャシー(カサンドラ・ヴェンチュラ)から起こされた訴訟だ。 恋愛関係にあった時期に性的暴行、暴力、性売買、そして強制的な性行為を要求したとしてディディを告発したのだ。訴訟によると、2人の関係を通してディディがキャシーを肉体的に虐待し、私生活と仕事を完全に支配していたという。彼女はまた、ディディが銃器をバッグに入れて持ち歩くことを要求し、男性セックスワーカーとの性行為を強要したと主張した。キャシーは2018年に「長年の虐待者」の元を離れる勇気を奮い起こしたが、復縁を迫るディディにレイプされてしまった。その後も激しい精神的苦痛と闘い続けていると裁判所に提出した書類に記載されている。 写真左から:キャシー(Cassie)、ディディ(Diddy)