犯罪疑惑が浮上…米HIPHOP/R&B界のレジェンド宅の家宅捜査でエンタメ界は大混乱
ディディと親交のあるセレブたちへ飛び火
家宅捜査後からSNS上では、ディディや彼と親しいミュージシャンへの攻撃が続いている。 例えばミュージシャンのジャグアー・ライトが「ディディの親友ジェイZが黒幕」と告発する古いビデオが脚光を浴び、ラッパー兼コメディアンのカット・ウィリアムズは確たる証拠も示さないまま多くのセレブ男性がディディと性的関係にあったと仄めかした(アッシャーに性病をうつしたのはディディらしい?!)。 写真左から:ジャグアー・ライト(Jaguar Wright)、カット・ウィリアムズ(Katt Williams)
またメアリー・J・ブライジはディディのマダム(女性を供給する係)だった説が浮上したし、キャシーと破局後のディディにみそめられたヤング・マイアミやインフルエンサー女性にはセックスワーカー疑惑が持ち上がっている。さらに2018年に他界したキム・ポーターの死にディディが関与したと主張する人まで現れた。 写真左から:メアリー・J・ブライジ(Mary Jane Blige)、ヤング・マイアミ(Yung Miami)、キム・ポーター(Kim Porter)
ビーフ関係にある人気ラッパーの発言でさらに不利な立場に
ジャグアーやカットよりも過激なのが、ラッパー兼俳優の50セントだ。ノトーリアス・B.I.G.や2パックの死をめぐってディディとは長らくビーフ関係にあった50セントは、キャシーが訴えたあたりからディディ攻撃をスタート。彼の違法行為や被害者に焦点を当てたドキュメンタリー『Diddy Do It?』を作ると公言したり、ディディのドラッグディーラーとされるブレンダン・ポール逮捕の記事を再ポストしたり。50セントのインスタグラムは現在、ディディやジェイZへのディス満載状態だ。 写真左から:ディディ、50セント(50CENT)
その50セントが蒸し返したのが、1999年に起きたニューヨークのクラブ銃撃事件。現場から車で走り去ったディディと当時の恋人ジェニファー・ロペス、ボディガードが逮捕され、裁判の結果、ディディは無罪を勝ち取った。しかし「ディディの銃をバッグに入れて運んでいた」というキャシーの告発から、恋人を銃の運び屋にするのがディディのやり口だと見られている。これを知った50セントは、銃撃事件に使われた銃をクラブに持ち込んだのはジェニファーと推測した上で「警告するよ、早く隠れた方がいい」などと発信しているのだ。まさにゴースト・フロム・パスト?! ジェニファーにしても忘れたい黒歴史のはずで、お気の毒としか言いようがない。 広い人脈を誇るディディなので、ジェニファーのようにとばっちりを食うセレブが次々と現れ、エンタメ界は混乱必至なのだ。ただし現時点ではディディは逮捕されていないし、起訴もされていない。家宅捜査で押収したコンピュータなどの捜査が進む今後はどうなるかはわからないけれど、推定無罪ということだけは忘れないようにしたいもの! 写真左から:ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ディディ